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真夏のゴーストライター、きみは天使の分け前を

作者:陽野 幸人
 高校一年生の初夏。
アコースティックギターのサウンドホールから出てきたのは幽霊だった。

生前、シンガーソングライターとして活躍していた女性。

 彼女は僕が脳内に描く幽霊像とは違っていた。
真っ直ぐな黒い瞳で僕を見つめる。
よく泣いて、よく笑う幽霊だった。

 成仏を手伝ってほしい、という提案を一度は断るが、結局は彼女に手を貸すことにした。

 彼女の願いとは、
「最後の曲を完成させること」
「人助けをすること」
という僕にとっては非常に嫌なものであった。
楽曲は完成させることは別に構わない。
シンガーソングライターであった彼女としては当然である。
しかし、問題は人助けだ。
人助けなんてしたくない。関わりたくない。

 そう思っていた。

 彼女と過ごした夏は僕に『なにか』を教え、与え、変えてくれた。

 二度と交わることがない真夏の日々。
今年も海へ会いに行こう。
彼女が愛でたギターと愛した飲み物を持って。

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カクヨムにも掲載しています。

この物語はフィクションであり、実在する人物、団体とは一切関係ありません。

この作品に飲酒、喫煙、暴力、虐待、性、差別、自死などの表現が含まれますが、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

**********************
序章
序章
2025/08/01 18:03
第一章 幽霊と僕
幽霊と僕 1
2025/08/02 18:03
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