初覚醒
2話です
ハナタレ、ジン、ミナ。その日も変わらずいつもと同じ時間を過ごしていた。そのとき----
ズドーーーーーーーーーーーン
耳を塞ぎたくなるような爆音と共に、山をも越える何かが突然現れたのだ。
「おい..なんだよあれ..」
ジンは感じたことのない恐怖で立ちすくんでしまう。
「に、逃げないと..」
ミナも同様に頭では分かっていても体が動かない。
「ありゃ、ごくみね様が祀られてる方角じゃな」
この村の村長まんきち。唯一冷静だったが、同様に動けずにいた。
「終わりじゃな」
村長の言葉に連鎖的に恐怖は広まり村人たちはパニック状態になる。
そんな中
「ハーーーーーーーーーーックション!!!!」
緊張感のないくしゃみがハナタレから放たれた。
「あれ?なんか鼻がスッキリしてる?それに体が動くようになったよ?」
例に漏れずハナタレも体がガチガチに固まってしまい、言葉を発することができなかった。しかし、突然のくしゃみで体が動くようになった。それに鼻がスッキリしている。
「こ、こんなときくしゃみって余裕かよ...でも体が動くならお前だけでも早く逃げろよ...」
「そうよ..私たちのことはいいから早く...」
そんなハナタレを逃そうとする2人だが、ハナタレは
「鼻がスッキリするよぉぉぉぉぉ!!!」
興奮状態になり邪神龍の方へ訳もわからず突っ込んで行った。
「お、おい...あのバカ..」
「い、いや...そんなぁぁ!!!」
唯一逃げられたはずの鼻垂れが逃げずに突っ込んで行った。とんでもない加速をしていき直ぐに姿が見えなくなり、ジンとミナが諦めたそのとき。
パーーーーーーーーーーーーーーン
邪神龍が現れたときよりもさらに大きな破裂音が村中に響き渡ったと思うと、目の前の邪神龍が姿を消した。そして
「あ?体が動くぞ!それにバケモンもいなくなってる!ジェシカ、ハナタレを追いかけるぞ!!」
「もう追いかけてるわよ!」
なぜか恐れていた巨体が消え体が動くようになった2人は、バケモノに向かっていった親友を追いかけていった。
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話は少し遡り鼻垂れが走り出したところ...
「やばいよぉぉ、やばいよぉぉ、こんなに鼻がスッキリしたのは初めてだよぉぉ!!」
ハナタレは、興奮と共に凄まじいスピードで訳もわからず走り出していた。そして
ドンッ
「いてっ」
邪神龍にぶつかった
『なんだ、貴様?ほう?あの村の人間か!ちょうどあの村を滅ぼそうとしていたところだ!お前もろともあの村を滅ぼ
「スッキリするよぉぉぉ」
訳もわからず鼻垂れが放った一撃に邪神龍は消え去った。
邪神龍は相当強いはずです。