あの風を予感する季節
あの風を予感する季節
見落とした昨日の
宛名へ送り出す
光り輝く水玉
ゆっくり万華鏡で見つけてた
色とりどり
色鮮やか
「さようなら」と「また逢えたね」で
ごっちゃになる
どれから先に
伝えていいのか分からない
くすぐる危なっかしい想い
暴れ出さないよう
秘める小箱に詰めておこ
きっと
あの風が繰り返された
何度目かの季節に
成長した彼にそっと打ち明けよ
今はまだ
小さすぎてお互い
不器用で経験不足
足並み揃えているつもりでも
ふとバラバラになってる
あの風を予感する季節
見落とした昨日の
宛名へ送り出す
気分上々
気温上昇
そんな温かな日に