プロローグ
大都市のとある酒場にて。
「神の塔で英雄と神魔がやりあったってさ」
「おいおい、まじかよ。英雄のやつら対ボスのフルドーピングにチート装備だろ、そこ狙うのかよ」
「んー、でも神魔のやつらだしなぁ。わからんくもない。英雄はずっと勝負蹴ってたらしいし」
「準備組を狙うとか本気で殺りにいってるな。んでも英雄共は三人パーティーだったよな。やっぱ神魔が勝ったのか?」
「いや、それがさ、神魔は団長だけだったっぽい」
「まじかよ。どんな状況だよ」
「神の塔で団長がソロってたところに運悪くボスを目指してた英雄がかちあって戦争勃発だとさ」
「あっはっは、神の塔でソロって団長らしいなー」
「しかも英雄が2人落とされてボス落としは事前準備まで戻っちゃったらしい」
「おいおい、3対1で落とすのかよ・・・」
「これでまた攻略がしばらくは延びるな」
「だがしかし、楽しくなってきたじゃーないか相棒、また戦がはじまるぞ。戦じゃ戦じゃーーーっ」
「おまえやめろって、俺が変な目で見られてるじゃん」
「銅鑼を鳴らせーーっ、戦じゃーーっ」
人は語り、世界は紡ぐ。
歪な形にはなったけれど。
その世界に生きる人々の手によって。
新たな時代が始まる。
ストロングワールド
絶対強者の世界