DEMO(『篠塚将行』名義)
●弾き語り曲をメインにした結果、バリエーションが更に狭まってしまった印象が。
【収録曲】
1.もういいよ
2.ゆるして
3.アイネクライネナハトムジーク
4.Life is demo music
5.しあわせを教えて
6.百合の花
7.No Friends, No Life
8.信号待ち
9.君が居なくなった部屋
10.無害の人
11.いいことない
12.無人駅
13.愛なき崩壊世界
14.鍋敷き
15.go to sleep
16.優しい嘘なら最後まで(demo)
17.花火は枯れる(demo)
18.Life is demo music (2024.9.1)
現在、活動休止中(2025/3/10時点)の「それでも世界が続くなら(以下・それせか)」のフロントマン・篠塚将行のソロアルバム。いくつかの楽曲においては彼自身が演奏したベースやドラム等のサウンドが入っているのですが、基本的にはアコースティックギター一本の弾き語り曲で構成されています。それせかのアルバムには基本的に弾き語りが一曲入っているので、そういった要素を抽出した、シンプルな面を強調させた作品とも言えるでしょう。
それゆえに、元から広いとは言えないバリエーションが更に狭まってしまい、全18曲・約75分と長めに収録されていることもあって、聴いていてダレる印象が。「アルバム内の一曲なら気にならないけど、何曲も続くと……」という感想を抱かずにいられない一作でした。ノイズギターを取り入れてそれせかの作風に近付けた『優しい嘘なら最後まで』は良いと思いましたし、バンドの本格的な活動再開を望むところです(一応、「試験的活動再開」は予定されているのですが)。
評価:★★★