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3/6

彼女はまだ音楽を辞めない

レビュー執筆日:2020/5/28

●いつも通りの安定した出来だが、もう少し印象的なフレーズをつづってほしいところも。


【収録曲】


1.点字ブロックと花束

2.死にたいって言えばそれだけで

3.嫌い

4.地獄に落ちろ

5.登校拒否とダウナー

6.9月1日

7.彼女はまだ音楽を辞めない


 新しいドラマーを迎え、活動を再開した「それでも世界が続くなら」のミニアルバム(今作のレコーディングにはまだ参加していないようなのですが)。「活動中止」をしていたとはいえ、アルバムのリリースは前作から約1年ぶりと、そこまで間隔が空いたわけではありませんし、作風に至ってもほとんど変化はありません。跳ねたリズムで進めていく『点字ブロックと花束』のように新しさを感じる曲も無いわけではありませんが,基本的には「鬱々とした雰囲気をまとったミディアム・スローテンポのギターロック」というスタンスですし、一言で表すならば、「いつも通りの安定した出来」といった感じでしょうか(彼らのようにどこか危うげな雰囲気を持ったバンドに対してそう表現するのは少し妙な感じがしますが)。


 彼らのように明確な個性を確立しているバンドにおいては、ある程度の「マンネリ」というものはそこまで問題無いと思うのですが、やはり、私にとっての彼らの最高傑作である『僕は君に武器を渡したい』の頃と比べると印象に残るフレーズが少なくなっているように感じられます。個人的には、リリースのペースを落としても構わないので、もう少し腰を据えて制作してしっかりと耳に残る楽曲を届けて欲しいように思えました。まあ、彼らのようなバンドにそういうものを求めるのは「お門違い」なのかもしれませんが。


評価:★★★★

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