ぷろろーぐ
はじめまして、読んでくれていることを嬉しく思います。誤字脱字等あれば教えてくださると幸いです。
ある年の夏休み前日
「お〜い!聖奈〜!一緒に帰ろ〜!」
(騒々しいなあ)
「騒々しいなあ」
「おもったことくちに出てない?」
「あれっ?出てた?」
「思いっきり出てた!」
この元気な子は烏羽詩子。元気で運動もできるくせして写真部に入った変わり者。
わたし星海聖奈、どこにでもいる16歳の中学ニ゛年゛生゛ェ゛
「高校二年生でしょ」
「なっ!?お前!?私の考えていることを読んだな!?」
「声に出てた」
「あら、そうだった?」
「ほんと、頭のネジが抜けてるよね。ところでさぁ、あれ、届いた?」
「あぁ、あのよくわかんない機械?」
「よくわかんないって、最新のVRゲーム機だよ?」
「そうなんだ」
「そうなんだって、、、テレビでもやってるよ?まあいいや、それでさぁ、あのゲーム機あげるから、ゲーム内で配信してよ」
「えぇ、めんどくさい」
「そんなこと言わずにさあ、気が向いた時でいいから、ね?」
「それなら、まあ、」
「よし、じゃあ、本体と一緒に入ってたやつあったよね?」
「うん、『Les premiers fruits』ってやつ?」
「そうそう、それで、配信よろしく!」
「気が向いたらね」
「うん、じゃあね。ゲーム内でもうフレンド登録してあるから、また後で」
「仕事がはやいねぇ、じゃまた後でね」
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おうち
それは、とても快適で
それは、とてもリラックスでき
自分を曝け出すことができる場所。
「何言ってんだ、お前はいつも曝け出してんだろ?」
「ちっ、クソ兄貴がいたか」
「舌打ちすんなよ」
「クソ兄貴には何もいわないんだな、クソ兄貴」
「クソ兄貴だもん」
「何が『だもん』だ、気持ち悪い」
「ああ、そうだ荷物、部屋の前に置いてるぞ」
「ありがと〜」
「感謝はすんだよなぁ」ボソ
「なんか言った?」
「何も?可愛い妹だなって」
「キモッ」
「ハァ〜↑辛辣ぅ〜」
そんな兄貴を置いて私は自分の部屋に行く
「これかぁ」
そこには、結構大きな段ボールが一つ
「まずは開けるかぁ」
中からは、SAGE製ヘッドフォンの右耳の方が異様に大きな形のゲーム機本体と薄いCDのようなゲームカセットが出て来た。
短いですが、これで終わります。不定期投稿ですので、あまり期待はしないでください。