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節分

作者: つのもん

今日は2月3日 節分の日

とある鬼の一家(父・母・息子の3人家族)が忙しそうに働いていました。


パパ鬼「今日は100軒ほど豆を撒かれに行ってくるから夜遅くなるぞ」


息子鬼「え〜〜じゃあ一緒に恵方巻き食べられないじゃん」


ママ鬼「文句を言わないの! お父さんだって仕事なんだからしょうがないでしょ!

それより早くこっちを手伝ってちょうだい!」


息子鬼「ちぇっ… それよりこれってなにしてんの?」


ママ鬼「見ればわかるでしょ 鬼の仮面を作っているのよ」


息子鬼「なんで鬼の仮面なんか作ってるの? パパみたいに他の鬼も行ってるんでしょ?」


パパ鬼「んーお前にはまだ分からないかもしれないが、少子高齢化問題と言って子供の鬼の数が減ってきていて

お年寄りの鬼が増えてきているんだ。こんなことおじいちゃんやおばあちゃんには頼めないだろ?

だから鬼がまわれない家にはそのお面が必要なんだよ。

あとは核家族問題も深刻だな。うちみたいに子供1人だけの家庭が多くなっているんだ。」


息子鬼「僕も兄弟がほしかったなぁ」


パパ鬼「そうだな…政府が少子化対策や税金問題にもっと抜本的な改革に取り組んでいけば子育てしやすい環境が作れるんだけどな 第一…」


ママ鬼「はいはい、難しい話はそれまでにして。もう行かないと遅れるわよ」


パパ鬼「いかん、いかん早く行かないと全部まわりきれん汗 とりあえずお前は母さんの手伝いをしっかりするんだぞ!」


息子鬼「もうこんな粘土みたいのに延々と顔くっつける作業飽きたよ…」


パパ鬼「今日だけの辛抱だ、それじゃあ行ってくるからな!」


ママ鬼「いってらっしゃい! あなたがんばってね!」

息子鬼「いってらっしゃい…」


ママ鬼「いつまでしょげているの! まだこの後恵方巻きも作らないといけないのに

さぁ早く終わらせるわよ!」


息子鬼「はあい(泣)」


こうして鬼の一家の1日はまだまだ続くのであった

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