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第1話 このラブレターは誰からの? (1)

 「よう、凜!おはよっ」

 「おはよう、圭人」

 朝から耳が痛くなるような勢いで挨拶してきたのは、同じクラスの堤圭人である。そこそこお調子者で浮くこともあるがクラスのムードメーカーでもある。

 「川瀬さんもおはようっ!」

 「おはよう。でもうるさいし邪魔。」

 うわぁ、、、こいつ言いやがった。俺が思ってたことにプラスしてさらに上書きしていくスタイルじゃん。辛辣すぎて圭人泣いちゃうんじゃないの?

 「今日も朝から辛辣でいいー!」

 違ったただのドMだった。いや、根はいいやつなんだけどね?

 明音ももう少し愛想が良くなればモテるだろうに。まあ一部熱狂的なファンがいるみたいだが。

 「朝から川瀬さんと二人で登校とはうらやましいなあ。本当に付き合ってないのか?」

 「何回聞くんだよまったく。ただの幼なじみなだけだよ」

 「お似合いだと思うけどなあ」

 確かにいい子ではあると思うけどね?

 そんな他愛ない話をした、その放課後。

 

 「じゃあな!凜!また明日!」

 「またな、圭人」

 きっちり6時間授業を終え、現在時刻は15時半。眠くないのかなあ、さすが野球部なだけあって元気だ。

 今日は、明音は図書委員の仕事で遅くなるから先に帰っててといって教室を出て行った。

 「じゃあ、俺は帰りますかねぇ」

 そう思って下駄箱で靴をとろうとして気づいた。

「あれ、なんか下駄箱に挟まってるんだけど、、、」

 俺にはピンク色の便せんに見えるんだが、え?まじなやつ?

 まあとりあえず持ち帰って考えてみますか。でも今時手紙をこうやって下駄箱においていく人なんて絶滅危惧種なんじゃないか?



「ただいま~」

 なんて思いながら帰ってきたけども当然答えなんて返ってくるわけもなく。

 この家、基本的に俺しかいないしね!両親は海外で共働きで家にはほとんど帰ってこないし、人が来るっていっても明音がたまに料理を作りに来てくれるだけだし。

 一人の方がいろいろ楽だしね!ぼっち最高!

 そんなこんなでご飯たべたり、お風呂入ったりゲームしているうちに手紙の事なんて寝る前まで忘れていたんだが、

 「あっ、そういえば手紙読んでねーわ」


 綾瀬凜君へ

 突然こんな手紙を置いてきてしまってごめんなさい。

 でもどうしても伝えたいことがあるので、明日の放課後美術準備室まで来てください。

 待ってます。


 「結局、読んでも誰から来たかわかんねーし」

 いたずらじゃなかったらいいな、これでいたずらだったら入学早々いじめ受けてる事にならん?それはいやすぎる笑

 てか、美術準備室ってどこよ笑

 こういうときって恋愛映画とかだった屋上とかって言われるのになぁ

 まあ、うちの屋上閉鎖されてるんだけどね。


 次の日の放課後、

 「またな~凜」

 「ああ、じゃあな圭人」

 ホームルームが終わり各々がそれぞれの活動場所に散っていく。

 ちなみに俺は家である。帰宅部だからね!

 「凜?一緒に帰ろ?」

 「あ~悪い明音。今日は先に帰っててくれ。」

 「、、なにか用事があるの?」

 「ああ、ちょっと飯島先生のとこに行かないといけなくてな」

 ごめんなさい、飯島先生ちょっと名前お借りします。と内心謝っておく。

 「、、分かった。じゃあまた明日ね」

 「ん、また明日な」

そう言って美術準備室に向かった。

 

 






みなさん!こんにちは!こんばんわ!ねこやまれいんです!第1話はじまりました!まだまだ初心者でストーリーが今後どうなるかは分かりませんが応援よろしくお願いします!ひとつひとつ前に進みながら考えます!ではではまた第2話で会いましょう!

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