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ハノイの塔  作者: 小豆畑まお
2/2

ハノイの塔2

腕時計を見ようとしたが付けていなかった

とっさに窓を見る、お昼位だろうか太陽の高さも公園にいた時と変わらない気がする

視線が少し下がっている気がする

全身を見ると学生服を着ている


本当に戻ったのか?35年前に


「おーいまるおー」

クラスの女子に呼び掛けられる

「あれー?何持ってんの?」


そうだ、これは目立ち過ぎる

慌てて横の掃除用具入れに押し込んだ


「今日学校終わったらどこいく?」

随分前にきいたセリフだった

「じゃあ今日は商店街行こうか」

女の子はニコっと笑う

「まるおはそこ好きだねぇ」


何度も夢で見た光景だ

この時に戻りたかったんだ

今度は間違えない

素晴らしい未来を期待しつつ午後の授業を受けていた

6限目の授業が終わり、掃除の時間

もう彼女との時間を考えて上の空だった

その時、突然空が真っ暗になった

嫌な予感がし、ハノイの塔を入れた掃除用具入れに向かう

店主の言葉を思い出す

「ちきしょう!もっと別の場所に隠しておくべきだった・・!」



悪い予感は的中した。ハノイの塔は円盤が散らばっていて

円盤にひびが入っていた


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