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大学につくと昨日助けてくれた彼。神崎くんを探した。


「よかった…来てる」


そう独り言ちると


「なにが良かったってー?」


「美穂!いつから居たの?」


「ひっどいなーずっといたんですけど」


「ごめん…考え事してて」


「でも未弥が考え事してるなんて珍しいよね?なんか悩み事?話聞くよ?」


「大丈夫だよ悩み事じゃないから…」


「そっか!なんかあったらすぐに話すこと!」


「うん」


そういうと美穂はニコッと笑った。


美穂に話しかけられるまで気づかなかった。

今までそんな事なかったのに。

昨日から神崎くんの事ばかり考えてしまう。

昨日のお礼のためクッキーを焼いてきた。

喜んでくれるだろうか…。


結局1日集中出来ないまま最後の講義が終わり神崎くんにお礼をするときが来た。

まだ神崎くんは友達と話していた。

私はソワソワした気持ちを落ち着けようと深呼吸をした。

再び神崎くんを見ると神崎くんの友達と美穂が親しげに話していた。


私は思い出した。

美穂に見せてもらった彼氏の写真と神崎くんの友達の顔が同じ事に。

私は意を決して美穂に話しかけた。


「美穂?その人が美穂の彼氏?」


「未弥〜!あれ?気づいてなかった?うん!そうだよ!」


美穂と話していると美穂の彼氏だという人が話しかけてきた。


「俺 清水亮平(しみずりょうへい)っていいます 竹澤さんだよね?よろしくお願いします」


見た目はチャラそうだが中身は優しい。

美穂と清水くんは良く似ていてお似合いのカップルそのものだった。

私は小さくよろしくお願いします。と答えると神崎くんの方をみた。


「あの…神崎くん昨日は本当にありがとうございました」


私は鞄から昨日焼いたクッキーを取りだす。


「ほんのお礼の気持ちです お口に合うか分かりませんが良かったらどうぞ…」


神崎くんは昨日のようにニコッと笑った。


「未弥ちゃん!ありがとう…!」


そんなやり取りをしていると美穂が驚いたという顔をした。


「未弥?神崎くんと知り合いなの?」


「昨日知り合ったの 美穂は彼氏と用事があって一緒に帰れなかったでしょ?その時に通れない道があって困っていたら神崎くんが助けてくれたの」


私は昨日の出来事を美穂に話した。

そうしたら美穂はなんだか微笑んで


「今日1日ぼーっとしてたのはこの事があったからなんだ〜」


「うん…心配かけてごめんね…」


「そっかそっか!未弥にもついに…」


「美穂?なんて言ったの?」


「えっ?なんでもなーい!」


美穂はとても嬉しそうに笑っていた。


なんで美穂が笑っていたのかは分からないけど神崎くんにお礼も出来たしよかった…。


帰り道美穂が神崎くんについて教えてくれた。

美穂と清水くんと神崎くんは同じ高校だった事。

神崎くんは大学ではイケメンで有名な事。

好きな食べ物がオムライスな事。

そしてどんな人でも助けてしまうお人好しな人だという事。


最後の言葉を聞いて昨日助けてくれた神崎くんを思い出す。

神崎くんを思い出すと自然と頬が赤らむのが分かる。

私が神崎くんのことを考えていると美穂が笑いながら言ってきた。



「未弥って神崎くんに“恋”してるんじゃない?」



私は一瞬頭が真っ白になった。

私が“恋”だなんて。しかも昨日知り合ったばかりの神崎くんに。

でも否定できなかった。


「なんでそう思うの?」


「なんでって未弥今までで1番乙女な顔してる。」


私はそれ以上何も言えなかった。

神崎くんの事を考えると胸が苦しくなる。

鼓動がはやくなる。


私はこの事を小林先生に相談したいと思った

きっと大人の小林先生ならいい答えをくれるはずだ。


私はそんな事を考えながら美穂と話していた。


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