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不思議な少女、フローラは旅に出る  作者: 桜姫
第二章
9/19

アリスとの出会い

「あ、ありがとうございます。」


「ううん、大丈夫よ。」

その女の人がニッコリ優しい笑顔で言った。


「私はアリス。この肩に乗っているのがグレード。」


「ぴい!」

アリスの肩にのっている鳥、グレードが鳴いた。


「あなたは?」


「あ、フローラ・・・です。」


「そう・・・フローラちゃんって言うのね・・・

さっき、私の妹の花を買ってくれてありがとう。」


「あの、お礼なら・・・そこにいるサシャにしてください。サシャがこの花を買ったので・・・。」



そう話していると、サシャが気づいてこっちに近づいてきた。



「あ・・・どうも。」


「あなたがサシャさんですね。私の妹の花を買ってくれてありがとうございます。」


「え、いえそんな・・・。」

「でもどうして、そんな事でお礼を・・・?」


すると、アリスは急にこわばった顔になり話し始めた。


「・・・この里は、緑がありとても豊かな所です。そして、ここの住民達は優しく、いつも口癖で『誰かが何かに失敗しても、みんなで協力して助け合おう。』そう言って、お互いに支え合っていました・・・。」


「いました・・・?過去形だな。」


「そんなある日の事・・・。この里に、アクセルと言う男がいきなり現れて、皆の心を奪いとっていきました。」


「え?どうやって心を取るんだ?」


「それは・・・。」




「・・・魔法?」

フローラがポツリと呟いた。



「・・・!あなた達、魔法の事を知っているんですか!?」



「まあな、私達一応能力者だし。」


そうサシャが言うと、アリスが目を潤ませてこう言った。



「お願いです!私達と・・・!協力して下さい!」

「ぴい~~っ!」





続く



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