サシャからの視点
「ねえ、サシャ」
「ん?なんだ?フローラ」
「旅って・・・いつまで歩くの?」
フローラは、だいぶ長く歩いてきたので、だんだんと疲れ始めていた。
「ん~・・・旅ってある意味目標がないからな・・・」
「ええ~そうなの~?」
フローラはなんとかサシャに追いつこうと頑張った。
サシャ視点
フローラは大分サシャから遅れをとっていた。
{・・・大分遅れてるな・・・あの木のじいさんの
言ってた通り、まだフローラは未熟なのか・・・?
でも、まだ見た目は小さい少女だが・・・あの話がまだ信じられない・・・}
お花畑で木のじいさんと話している時のこと・・・
『フローラを旅に連れて行ってはくれないか?』
「はい?」
サシャはびっくりした。
そんなんで、フローラのもう一つの能力を開花できると言うのか・・・
ましてや、今日初めて会った子を一緒に旅に誘うなんて・・・
「いや私は別に誘っても構わないんだぜ?」
サシャはその後、頭をちょっと後ろに向けてボソッと小さな声で言った。
「ちょうど一人で旅してて寂しかったし・・・」
そしてまた正面を向いて言った。
「でもフローラが行くって言うかどうかは分からないじゃないか?」
『大丈夫じゃよ。フローラも寂しいと思ってるからの。』
「え?」
「だってフローラは植物達と話してて、寂しくないように見えたんだが?」
『植物には体温がないからのぉ。例えば寝る時とか、植物達は一緒に寝れないから、フローラは植物達を潰さないように、木の上にのぼって一人で寝ているからの。』
「へえ・・・あいつも色々大変なんだな・・・。」
「じゃあ、なぜフローラが旅に出たら、もう一つの能力が開花できるんだ?」
『それはな・・・彼女実は、お主と同い年なんじゃよ』
「えええ!?」
サシャはびっくりした。だってフローラは、どう見てもサシャより身長が低いし、声も幼かったからだ。
今、サシャは18歳。フローラは見た目で言うと8歳ぐらいだった。
『サシャは未熟じゃからな。身体が止まってしまっているんじゃ・・・じゃが、体力をつけ、魔法も覚えれば能力が開花し、身体も元に戻ると言われているんじゃ・・・じゃから、フローラを旅につれてって行ってやってくれないか?』
「・・・」
「わかった。誘ってみる・・・。」
と、いう感じで、フローラと旅をする事になったのだ。
しかし、同い年って言うのが信じられない・・・
まあ、旅してたら解るか!
・・・と思っていたがこれから大変になるかもしれないな。
まだ数十メートル歩いただけで、フローラがこんなだし・・・(^-^;
「サシャァっ!少し休もうよーーーー!」
続く




