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不思議な少女、フローラは旅に出る  作者: 桜姫
第二章
13/19

アクセルと言う名の男

フローラの炎属性の話は、次回に続きます!(≧▽≦)

フローラ達が話しているその頃


吸血鬼アクセルガイ・ガーネット、通称アクセルは、城のある部屋で窓から里を見下ろしていた。

 

「・・・この里が私の物になってから私の魔力がどんどん強くなっている・・・フッ・・・フハハハハハッハ!」




アクセルは一人高笑いをした。

何故なら邪魔をする人が居ないからだ。

メイドも、里の住民も、そして・・・






         実の娘も・・・












コンコン


「失礼致します、お父様。」


「ああ、ユリアか・・・何の用だ。」


彼女はガーネット家長女、ユリア・ガーネット。


首に黒い首輪みたいなものがついている、その真ん中に龍の目のような紅いカメラがついていた。



「お父様・・・もう妹を部屋に閉じ込めるのは止めていただけませんか?いくら吸血鬼家で一番危険な存在だとはいえ・・・」


「あのな、前にも言った筈だぞ?この世界を私の物になればあいつも外に出してやれる、とな。」


「ッ・・・・・・!」


「おっと、妙なまねするなよ・・・お前の首輪から電撃が走るぞ・・・」



「・・・・・・。」



「もう用は済んだだろう?下がれ。」


「・・・・・・はい」



キイイイ・・・バタン








~ここからユリア視点~







・・・やっぱり駄目だったわ・・・

この首輪みたいなのに魔力が吸い取られて・・・

ハァ・・・



私は、妹が閉じ込められている部屋へと移動した。




コンコン


「ルーア、入っていい?」


「おねー・・・さま?おねーさま!」

キイ・・・と扉が開くと、ピョーーンと私の妹、


ルーアミル・ガーネット・・・通称ルーアが私に抱きついてきた。

ルーアはすごい危険な魔力を持っており、ある頑丈な部屋の一室に閉じ込められている。


「ごめんなさい・・・ルーア・・・私やっぱりお父様を説得出来なかったわ・・・。」


「いいんです、おねーさま。力はこの首輪に吸い取られてるし・・・それに、私はおねーさまと一緒に居れるだけで良いんですから・・・。」


「・・・ルーア・・・」


私はルーアの頭を撫でた。

そして、強く思った。











・・・誰かお父様を止め、私たちを助けてください・・・



続く

遅れてしまってごめんなさい!(>_<)ゞ

後!ブックマークしてくれた方ありがとうございます!ヾ(≧∇≦)

これからも頑張っていこうと思いますので、是非気長に見てやってください(笑)(●´ω`●)

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