もっと僕を笑顔にしてよ
さあさあ!
バリバリのSF作品を書こうとしている諸君に本格ファンタジー書こうとしてる諸君!!
これ科学用語やら解説やらの注意点を頭に入れちゃおうぜ!!!
そんでもって俺色に染まったのを書いてみないか!?
第1章 俺の不満
ジュール・ヴェルヌの小説を代表とするリアル指向のSF作品から、魔法少女まどかマギカのようなファンタジー指向の作品まで多くの場で”科学的”な解説により、作品世界の設定に説得力を持たせる方法がある。この手法により、読者(または視聴者も含むが、以後読者で統一する)は劇中の不思議な現象や演出についてある程度理解した気になる。そうすることで、読者は深みのある世界観に触れ、高尚な作品を味わっている気分になる。いささか悪しざまに書いてしまったが、これ自体は良いことである。しかし、捻くれ者の筆者(工学系の大学院出身)にはこの技法が一転、没入していた作品への興醒めの原因になるのである。興醒めしてしまうポイントは主に下の3である。
① 作者会心のマニアックでむっつかしーい科学用語を並べているが、基本的な用語だったりする。
② 用語の使い方、解釈がおかしい。ただし、言わんとしたい事は伝わってくる。
③ 科学的にすごく良いように解説してるが、実は科学的にその手法はまずい。
さて、各点への話は今後するとして、ここでは上の3点全体に共通する問題について簡単に述べたい。重要なのは作者の科学への造詣だと思っている。筆者の経験上、一部の例外を除いて、小説や脚本家を目指す方々で自然科学に詳しい人物はほぼいない。そのため、科学考証がいい加減なものになってしまうのだろう。
当方、学位論文ぐらいしか長文書いたことがないので、構成も文法もいまいちな文章になってしまいました。問題点のご指摘是非ともお待ちしております。