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首を絞めて助ける男

5話目です!

頑張って書いたんで楽しんで見てくれると嬉しいです!

〜学校の屋上〜 ((みなと)目線)

もうどうでもいい。

僕はそう思ってフェンスの上座った。

も〜いいよね。

心配する人なんていないし、あっおじさんがいるじゃん。

でもおじさんも嬉しいか、そうすれば週1のお金支払いもなくなるしきっと大丈夫かな。

じゃあもういっか。

特に思い残すこともなかったので手でフェンスを押し落ちた。

いや落ちてない。

俺は落ちようとした、ちゃんと落ちようとした。

でも落ちなかった。

何かに掴まれている感じがした。

俺は興味もなかったが後ろを向いた。

すると転校生のあいつがいた。


「なにしてんの」


そう言ってる。

俺の座っている腰を両腕でぎゅっと抑えながらこっちの顔を見ている。

「はえっちょ」

俺は必死に離してほしくて暴れた。

こいつが落ちることはないと思ったから。

俺は落ちることができた。

でも落ちれなかった。

どこかに引っかかっている。

何だ何が引っかかっているんだ。

違う、引っかかってるとかの話ではなくこいつに今首を絞める形で引っ張られている。

頭が取れそうだ。

苦しいんだけど。

「はな、、せ」

「離したら落ちるじゃん」

怒りがこみ上げてきた。

なんなんだこいつ。

「くる、し、いんだ、よ」

声が出ない、まじで苦しいから本当に離してほしい。

「はな、せ」

そうやっていうと少し立ってから俺の首を持ってるやつが喋りだした。

「あっそ、じゃあ絶対に離さない」

そう言い俺の首を持ったままこいつもフェンスを超えようとしていた。

俺はというともう本当に死にそうだ。

「は、やく、し、ろ」

何をするかはわからなかったがもう本当に死にそうで苦しんで死ぬぐらいだったら楽に死にたかった。

上のほうの奴が少し動いていたがやっと動きが止まった。

「はいはい、わかりましたっよっと」

そういうと俺の首を持ちながらフェンスの上を飛び越えた。

「お前何してるんだよ、ここ5階だぞ」

そういうと笑顔でこっちを向いた。

やっと俺の首から手を話してくれた。

「そうだね」

狂ってんのか。

俺はどうやったら生きて着地できるのかを必死に、必死に考えていると一緒に落ちているやつが俺の手を握った。

「なんだよ」

「行くよ」

といい俺をぶん投げた。

「は?」

あいつ俺を見殺しにしたのか思うと()()()()と見覚えのある感覚が来た。

俺が落ちた場所はプールだった。

「チッ」

思わず舌打ちをしてしまった。

そういえばと思いあいつの場所を探すと3階位のところの窓についているネットにくっついていた。

「くっそくっそくっそくっそ」

俺は急いで水から出てあいつの方に向かって走っていった。

そもそもだが服はびちゃびちゃで髪はぐちゃぐちゃ体全体が痛い。

でも走らないと走らないといけない。

やっとあいつが落ちてきそうな位置についた。

「いいよ、降りてきて」

気づいたら俺はそう叫んでいた。

そして手を広げて完璧に構えている。

演技が当たり前の俺がこんなにずっと演技が外れてることなんて今まで一回もなかった。

こんなに俺は人のために動いた事もなかった。

でも今は演技もなしで絶対にこいつを助けてやるそんな事を考えている。

雨と風の匂いがする。

今日の雨は台風並みのようだ。

転校生はというと俺を見るなり笑顔になって戸惑い無しに俺のところに降りてきた。

少し場所がずれて動きながらキャッチするという形になって転ぶし、場所が学校の畑の上だったので泥だらけとかで散々だ。

俺はこいつをキャッチできた。

できたというよりこいつが座るところに俺が寝転がりながら両腕を突っ込んだみたいな形になってる。

今座ってるこいつはというと俺の事を踏み台にして立ち上がった。

こいつは俺に向かって手を差し出した。

泥だらけの顔を少しこすって手を差し伸べた。

「僕翔太(しょうた)って言うんだけど君の名前は?」

すごっく笑顔だった。

それはもうムカつくぐらい。

俺はすっごいイラついた顔で応えた。

(みなと)だよ」

そういい俺は翔太(しょうた)の手を取った。

その後は翔太(しょうた)に肩を借りて取りあえずというので翔太(しょうた)の家に行った。

夜遅くだったから血だらけの人間が2人いるみたいな状態を見るやつはいなかった。

翔太(しょうた)の家につくとほぼ家具はなくあるのはベットと冷蔵庫だけだった。

もちろん家にくっついてあるのでトイレやキッチン風呂などはあったがそれ以外は特になにもない言ってはいけないがこの部屋で生活できるとはとてもじゃないけど思わなかった。

部屋を見ながらそんな事を考えていると急に俺のほっぺに手を添えた。

ん〜なんだこいつ。

僕はそう思っていると一言こう言われた。


「ピエロ」


そういうと翔太(しょうた)は俺のほっぺから手を離した。

最初はどういう意味かわからなかった。

いや最初じゃない。

その後もわからなかった。

俺は意味を聞こうとしたんだけど先に翔太(しょうた)が言葉をかけてきた。

「風呂行こ」

俺の前に向けてきた洗面器の中にはタオルや髪ゴムなどが入っていた。

「待て待て銭湯に行くの?」

だって俺等は今どっちも血だらけだ。

この状態で銭湯に何か行ったら絶対にn。

「なんか言われるとか考えているんでしょ?大丈夫、大丈夫、なんとかなるよ」

そう言って無理やり外に引っ張り出された。

空からはまだ水が落ちてきている。

(湊目線)

翔太君は学校で何してたんだろう?そこが一番気になるんだけど

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