質問内容
はーい3話目です。
面白くないかもしれませんが取りあえず見てくれると嬉しいです!
〜教室〜 (先生目線)
流石幼馴染仲いいな。
やっぱり会わしてよかったな。
そう思いながら見ていると湊が話しかけてきた。
「先生、僕が勝ったので質問してもいいですか?」
そうだった、そうだった。
「あ〜いいぞ、何が聞きたい?」
何を聞かれるか検討はつくけどちょっと怖いな。
「あのーなんですか?これ?」
そういった時の湊の顔はとびっきりの笑顔だった。
手は机の上の翔太の荷物を指していた。
怖、うん、怖いです。
ていうかそういう質問か、まぁわかったけどわかってたけど、どう答えるのがいいかな。
多分できるだけ翔太は何も言ってほしくないと思うし、いや〜どうしよっかな。
まぁ約束だし少しだけ少しだけ話すか。
「いいよな、翔太」
いちよ、許可は取っとかないとな。
そう聞くと下を向いたまま無言で頷いた。
「ん、ありがとな」
「えーっと、これは翔太ので、こんなんになっているのはお前が来る前に聞いたんでけど、少ししか話してくれなくてわかったのはクラスのやつがやったらしいってところだけです、はい」
「ふーん、そうなんですね」
そう言って笑顔のまま翔太の方を見ている。
怖いですね、はい怖いですよ。
しかも翔太の方はめっちゃこっちの方を見てるし、しかも睨んできてるし、そっちが許可出したんじゃん。
俺は悪くないもん。
俺は分が悪くなり場を一回閉じることにした。
「はい、次翔太」
翔太はできるだけ湊の方は向かずにこっちを向いた。
翔太は真剣な顔をしてこっちを向いた。
それぐらい聞きたいことがあったんだろう。
「先生、こいつはなんで急に学校に来なくなったんですか?」
俺は下を向いた。
湊のやつ説明してなかったのか。
どうしよう、これを言ったら殺される気がする。
いや本当に。
え〜どうしよっかな。
よし。
「湊、これはお前から説明してやれ」
そういうと湊はえーっと文句をいいたそうな顔をているがまぁしょうがないかと自己解決をし翔太の方を向いた。
ごめんな、湊そういうこともあると思って受け止めてくれ。
「そうだねー、翔太君」
そういって少し止めて考えてからたった一言だけ後ろで手を組みながら口にした。
「いじめだよ」
そうやっていうと翔太は少し目が見開いた。
そんな気がした。
少し立つとやっと理解したのか急に立ち上がって湊の胸ぐらを掴んだ。
俺はすぐに止めに入った。
「おい、コラ、ちょっt」
「なんでなんで相談しなかったんだよ」
そういった時の翔太の顔は泣いていた。
それぐらい翔太は湊のことが大切なんだろう。
急に幼馴染が学校来なくなって理由も教えてくれないとか確かにそうなるか。
湊はそんな翔太の顔を見て、ゆっくり翔太の体重を支えながら床に座った。
「ごめん、ごめんね」
そう言っているときの湊の顔は切ないようなそんな表情をしていた。
俺は国語の先生だ。
でもわからない事もある。
湊、湊は今何を考えているんだ。
(翔太目線)
嘘だ、嘘だと気づいているのになんで涙が止まらないんだ。
なんでなんでなんで。
ばかばかばかばか。
俺の馬鹿。
また、嘘をつかした。
絶対に今度は本当の理由を聞いてやる。
そんな事を思っていると先生が止めに入った。
「今日は帰ろっか」
いやだ、絶対にいやだ。
やっと話せるっていうのにどんなに家に押しかけても話してくれなかった。
でも今なら話せる、今なら聞けるもっと詳しく。
もっと。
「もう暗いから俺が車で送ってやる」
横目で時計を見ると時刻は8時を超えていた。
そんなに立っていたのか。
というか俺の涙はもう止まっていた。
泣くと感情って落ち着くよな。
俺は涙もろいけどその分涙が止めるのも感情が落ち着くのは人一倍早い。
最悪だ。
昔からこいつに慰められる。
昔からだ。
俺は嫌気が差していたがどこか懐かしいような、そんな気がした。
あ〜無理無理。
吐き気がする。
教室の机の位置を戻したりなどの作業がやっと終わった。
「よし行くか」
先生が指示を出した。
やっと帰れる。
さっきまで考えてたこととは全然違うが俺はもうこいつと会いたくないと思っていた。
だってこいつを会うと何か駄目だ。
本当に駄目だ。
でもそれでも一つだけ気になることがある。
俺より少しだけ前を歩いき階段を下っていた奴に聞いた。
「なんで言ってくれなかったんだよ」
(湊目線)
僕はそうやって言われて少し肩が跳ねた。
いやわかってたよ。
やっぱり聞いてくると思ってたよ。
じゃあなんでびっくりするんだよって?ん〜わかりません。
てか、いじめってことにしてるけど本当の事は言ってないんですよ実は。
気づかれてたまるかっていうの。
てかどうやって応えよっかな。
ここはまぁ本当のことを言っとっこかな。
「心配かけたくなかった、ただそれだけだよ」
僕は翔太君の方を向かずに答えた。
なんて言うかな。
文句言うかな。
だってこの理由だと翔太君を信用してなかったってことだもんね。
でも間違ってない心配をかけたくなかったっていうのは本当のことだもんね。
そうやっていうと翔太君はたった一言で返してくれた。
「ピエロ」
そう言い僕の事を追い越して階段を降りていった。
こういう時昔から君は一言だよね。
そんな事を思っていると視界がにじんだ。
少し、いや本当に少しだけ泣きそうになった。
君は今どこまで気づいてるんだろうな。
ずっと昔からなんでもお見通しなんだね。
(翔太目線)
机が結構重くて誰のだよと思ってみたら湊のだったんだよ、じゃんけんで負けた恨みを込めて少し蹴っといたんだけど、、、そういえばあいつ荷物取ってなくね?