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幼馴染という関係

はい2話目です!

面白いと思っていただけだら嬉しいです!

〜教室〜 (先生目線)

そんな事をいうと生徒の顔は呆れているような絶望しているようなやっぱりそんな顔だった。

生徒が何かを言おうとしていたがそんな時間はなく教室の扉が開いた。

ガラガラガラという音と同時に入ってきた。

「なんですか先生?いつもは4時ぐらいに荷物とりに来いって言ってるのに今日だけ6時に来いなんて」

ドアを開けて入ってきたのは遠藤湊(えんどうみなと)という少年だ。

髪が肩まであり、後ろに1つで結んでいる。

俺は入ってきた(みなと)が気づくように無言で軽く翔太(しょうた)の方を指さした。

こいつ等は目があった瞬間少し固まって翔太(しょうた)の方が先に目をそらした。

一方(みなと)の方は見て固まってはいるがなんて言えばいいかを必死に考えている様子だった。

翔太(しょうた)君?久しぶりだね。ちょっと老けたかな?w」

頑張ってさっきの気まずかった瞬間を消そうとしている。

でも残念だったな、多分今の翔太(しょうた)には逆効果だ。

「うるせぇよ」

そう言われて(みなと)はさっきまでしていた作り笑顔の表情が少し動き、やっぱりまだ作り笑顔ではあるがさっきよりも暗いような表情になっていた。

終わったな。

人より人のことを考えてる翔太(しょうた)がそんなことをいうなんてな。

こいつと(みなと)って幼馴染みだったよな。

一体何でこう、こうな他人と初めて出会う時よりこんなに悲惨なんだ?

「あっははっはは、今日は不機嫌なのかな?w」

そう言い(みなと)は下を向いた。

(みなと)の表情が、、。

でも会わせれば多分何かが変わる、絶対に。

きっと何かが起こるから(みなと)翔太(しょうた)も怖がらないで会話をしてくれ。

お願いだから。

人はしゃべらないと何も始まらない。

そんな事を考えていると下を向いていた(みなと)の顔が急に翔太(しょうた)の方を向いた。

そして机の上にあった翔太(しょうた)の手に(みなと)の手が被さりぎゅっと抑えた。

目を逸らしているとか関係なく手を抑えていない方の手の親指と人差指で翔太(しょうた)の顔を抑えそのまま動かし、結果的に(みなと)翔太(しょうた)は無理やり向き合う形となっていた。

顔が近いな。

「は、え?」

びっくりしたのかついさっきまでうるせえとかいっていた奴も目を見開いて固まっている。

その形のまま翔太(しょうた)(みなと)は聞いた。


「これ何?」


真顔だった。

そういった時の(みなと)は真顔だった。

今の(みなと)は俺が見てきた中で一番怖い。

これっていうのは多分机の上のものだと思う。

翔太(しょうた)は固まりは溶けたらしいが何も言わずに目だけ俺の方を見ている。

こっち見ないでくれるとありがたいんだけどな、、、。

でもさすがに止めるか。


(湊目線)

何これ。

ひどいじゃんこんなの。

怖がってるな翔太(しょうた)君。

でもごめんだけど言うまで逃がさないよ。

僕も翔太(しょうた)君も固まっていると先生が僕らの間に手を入れてきた。

「はーい、ストップストップ」

先生の顔は真面目というか、少しおちゃらけているか苦笑いみたいな顔をしていた。

「ほらほら(みなと)も落ち着いて」

といい先生は近くにあった椅子を片手でこっち側に持ってきていた。

ここは指示に従うか。

「わかりましたー」

僕は翔太(しょうた)君に触れていた手を離し椅子に座った。

「でっそのk」

パンパンと2回先生は強く手を叩いた。

「止まれ止まれ」

どうしたんだろうか?。

てか話さえびられたんですけど。

ひどーい。

「多分翔太(しょうた)も気になることがあると思うから交代制で質問を受けつけるよー」

なるほどなるほど。

この先生案外しっかりしてるよねー。

そういえばと思い僕は翔太(しょうた)君の方を見た。

翔太(しょうた)君は真顔、少し機嫌が悪そうな顔で斜め下を見ていた。

まぁきっと先生の話は聞いてると思うしさっき怖がらせちゃったからさすがに譲ろっかな。

できるだけ笑顔で話しかけないとかなー。

翔太(しょうた)君からでいいよ!」

すると翔太(しょうた)君はしっかりこっちを向いて口を開いた。

「じゃんけん」

「へ?」

さっきまで怒っていた人が「じゃんけん」なんて言う分けないと思い僕は聞き返してしまった。

「だから、じゃんけん」

聞き間違いじゃなかった。

「わっわかった」

僕は急いで自分の前に手を出した。

運の良さなら僕のほうが圧倒的に上ですし、負けることはないでしょ。

「俺パーを出すわ」

「へ、はぁ?」

「はい、じゃーんっけんっぽい」

いきなりのことで戸惑い何も考え無しに僕はパーを出してしまった。

結果は翔太君はグーと出していたので僕の勝ちだった。

「僕の勝ちだー」

僕は以外にも嬉しくて叫んでしまった。

自分のグーにしてる手を見て少し懐かしく思った。

こんなにしっかり笑ったのいつぶりかな。

翔太(しょうた)君のことちょっとだけいじっちゃお。

「あれあれあれ、僕が勝ってしまいましたが大丈夫ですか?ww」

そうしたらまた翔太(しょうた)君は斜め下を向いてしまった。

やっちゃったかな。

僕は少し心配になったが翔太(しょうた)君の方を見ると耳が赤かった。

恥ずかしがっているのか。

かわいーねw。

そんな事を考えているとこっちの様子に気付いたのか怒った様子で口を開いた。

「何?」

「なんでもないよ?w」

そうするともっと怒ってしまったのか勢い良くそっぽを向いた。

(湊目線)

じゃんけんで負けたときの翔太君めっちゃ可愛いかったな〜!久しぶりに会えたし色々聞いてみるか!

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