ドライヤーしたがり
11話だよ!
はいはーいよろしくお願いします。
〜先生の家〜 (翔太目線)
朝、目が覚めると湊が真剣な顔つきでテレビを見ている。
そんなに集中しているなら邪魔はしないほうが良いと思い。
俺は湊に気づかれないように風呂を入りに行った。
途中でプリントまみれの先生を見たのだがあれは幻覚だろうか?
俺は少し手こずった服を脱ぎ風呂に入った。
(先生目線)
夢を見ていた。
もう夢だと気づいている。
なのに現実のように感じでしまってずっと吐き気がしている。
その夢の内容を言うのは小さい子が夜遅くにずっと一人で公園で遊んでいる様子を見るという物だった。
いや別に変態ってわけじゃないなぜかずっと公園で遊んでいる子供を見てしまう。
俺はというとスーツを着て公園のよくあるベンチに座っている。
俺の隣にはコンビニで買ってきたであろうお酒とつまみが袋に入っている物が置いてある。
袋の方を見ていると子供が話しかけてきた。
「一緒に遊ぼう」
子供は可愛く上目遣いをしてきた。
でも俺動けないんだけどと思いながら砂場に移動しようとしたら転んでしまった。
そりゃ動けないと思って無理に動いたら転ぶわな。
子どもの方を向いてエヘヘと無理な笑いをすると子供が頭に手をおいた。
そうすると子供は手を動かしながら言葉を発した。
「いたいのいたいの飛んでいけ」
そんなよくある言葉だった。
でも少しほんの少しだけ心が救われた気がした。
俺はお返しの気持ちを込めてその子供の頭に手をおいた。
「ありがとう」
そう言って僕は頭をなでた。
これって犯罪にならないよな。
子供は俺が頭の上にのしたての上に手を重ね言った。
「やっぱりおじさんはいい人だね」
どういう意味だ?やっぱり?
「ごめんね、寝てるの邪魔しちゃって」
子供がそう言った瞬間に視界真っ白になり意識が途切れた。
そんな気がした。
(翔太目線)
タオルはいい感じのがあったけど服はまぁしょうがないよな。
俺は昨日も着ていた服を着ている。
髪は乾かしていないけどまぁいっか。
そう思い俺はリビングへと移動した。
そうすると湊がほっぺたのプクーと口周り膨らませてこっちを見ている。
「なんだよ」
こいつが考えてることは本当にわかんないな。
「起きたなら声をかけてくれればいいのにさ」
「そんなことかよ」
そう言葉を返すともっとぷくぷくした。
「そんな事ってひどいな〜、僕は翔太君が心配なの」
そういうとジェスチャーでわかる?っと表現するような動きをした。
うざいな。
「はいはい、ありがとうございます」
これだけ言って俺はベット近くに座ると湊が片手にドライヤーを持って近づいてきた。
俺は後ろに下がろうとしたらベットがあって下がれない。
くっそ。
でもまだ抵抗できる余地がある。
「おいこらちょっと待て」
そうするとニコニコして少しだけ俺の方に動いた。
俺を追い詰めて楽しいかよ。
「せ、先生寝てるし、ワンちゃんドライヤーの音で起こしちゃうかもしれないじゃん?」
もう一歩湊は俺の方に動いた。
「だからさ、やめておいたほうがいいと思うんだ?」
俺がそういった後湊は一歩動いてベットの角に手を置き壁ドンをした。
「言いたいことはそれだけかな」
そう言っている湊はここ最近?いや最近と言っても全然昔だが、昔と比べても今の笑顔はとびっきりの笑顔だった。
俺はとっさに湊のほっぺに手をおいた。
「演技じゃない笑顔、ね」
そうつぶやいてしまった。
そうすると湊は床にドライヤーを置き、壁ドンをやめ俺の湊に触れている手に両手重ねて何かを言おうとした。
その時の湊はとっても優しく笑っていた。
その顔に俺は何も言えなくなり目をそらしてしまった。
湊はそんな俺の様子に雰囲気をかけないと、と思ったのか明るく声をかけてきた。
「ドライヤーしていい?」
俺はそんな湊に負けて頷いてしまった。
湊はベットに頑張って上り俺が座っている所の真上に座ってドライヤーを手に取った。
「いくよ」
そう声をかけドライヤーを始めた。
いちいちいらねぇよ、そんなの。
湊は昔と同じように左から右へと丁寧に髪を乾かしてくれた。
俺は思ったより暇になってしまった。
こいつが髪を乾かしているのにテレビを見始めるのは違う気がして何もできずにいた。
(湊目線)
だーめだ、気まずい。
さっきの雰囲気のせいで変に声をかけれないし、どうしよっかなー?
でも流石に僕でもこの気まずい時に声はかけれませんよ。
そんな事を考えながら一生懸命髪を乾かしているふりをしている。
いや、乾かしてるよ。
もちろん。
でもさ、なんか気が散るというか雰囲気が思いというかー、ん〜わからん。
髪が乾き終わってしまった。
僕はドライヤーを止めベットの上に乗ったままどうしようか悩んでいると翔太君がいきなりこっちを向いてきた。
「ど、どうしたの?」
そういうとこっちを真剣な顔で見て言葉を発した。
「これからは俺に気を使ったら殺すから」
いや、あの、シンプルに怖いです。
(湊目線)
あの時の翔太くんの目はガチだったなーもう怖いって、でもまぁそんなとこもかっこいいんだけどね!




