魔力なしで生まれ虐げられてきた王子は、愛する少女の為ならば戦争も辞さない

　魔力を持たずに生まれた王子・ファルシオン。
　彼は父母から無視され、母の実家へ預けられた。王の子どもなので死ぬことはなかったものの、基本的に無視され、ファルシオンはろくに食事も与えられずに育つ。
　ひょんなことから王子の称号をもらったあと、剣の鍛錬にはげみ、近衛兵に慕われるようになったファルシオンだが、謀反の疑いをかけられる。その結果、王子の称号を剥奪され、流刑に処されることに。
　流刑地で罪人から生まれた娘・アディアと出会ったファルシオンは、彼女をしあわせにする為に行動を開始する。



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