表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
高校の制服がスカートだった件  作者: humihumi1234
13/85

姉との買い物~涼ちゃん~

昼の暑さはあるものの、朝晩に秋の気配を感じる9月中頃の日曜日の朝、涼ちゃんこと森本涼介は地元の医大に通う3歳年上の姉と一緒の日課となっている1時間の早朝ジョギングを終え、自宅に戻ってきた。

 平日はこのあと着替えて登校となるが、学校が休みの土日はこの後30分後ストレッチを姉と一緒にする。中学2年から始めたこの習慣のおかげで、男子高校生にしては細身の体型を維持している。

 ストレッチを終えた後、さすがに汗ばんだのでシャワーを浴びることにした。シャワーを浴びて体をふいていると、

「今日着ていく服、リビングにおいているから着替えて。10時に出かけるからそれまでに準備してね。」と姉の声が聞こえた。

 リビングに行くと、紺のプリーツワンピースが準備されていた。これだと胸のところに切替があるので、腰の位置を気にしなくてよいので楽だ。男がスカートの履く場合を、男女の骨盤の違いで腰のくびれというよりももう少し上のあばらの下ぐらいにしないと、不自然に見えてしまう。なので普段はずりおちないように安全ピンで固定したり,ベルトで固定したりする必要があるが今日の服では不要のようだ。


 涼介はみんなの前では恥ずかしいのでスカートを履き始めたのは高校2年になり制服がスカート指定になってからと言っているが、実は中学2年からだ。

 蒼たちには「休みの日は姉の着せ替え人形で、いろんな服を姉が選んでくれる」といったが、それも中学2年から始まったことだ。

 白石高校に入学した姉は、当時中学1年の涼介に進学実績や教育体制など白石高校のすばらしさを説き涼介も入るように勧めた。涼介が白石高校に興味を示したところで、2年生になると制服がスカートになることを教えられた。そこで涼介が拒否反応を示すと、今度は女子高生になれることのすばらしさを説いてきた。

 オシャレや女子友達の会話など男子のままでは味わない楽しさがあると、半年以上にわたり顔を会わせるたびにいわれてきたので、ほぼ洗脳される感じで白石高校進学を希望することにした。


 その後は姉は白石高校に合格するために涼介に勉強を教えるとともに、女子高生になるための準備を始めた。まずは中学生という成長期に太りすぎないように体重管理を始めた。その時から姉と毎朝1時間のジョギングを一緒にするようになった。もちろん、食べるものも成長期でおなかはすくが、適切で厳密な栄養管理が元栄養士の母によって行われた。

 そして休みの日になると姉が選んできた服を着るようになった。そして、女の子らしい仕草を叩き込まれた。建設会社の経営で多忙な父は普段から家庭のことは母任せで、休みの日をスカートですごす息子をみてもほとんど何も言わず、一言

「涼介は女の子になりたかったのか、気づかずにすまん。やりたいようにやれ。」

といっただけで、ゴルフに出かけて行った。


 涼介はワンピースに着替え、化粧や髪型セットなど準備を終えた後、母に、

「お姉ちゃんと出かけてくるね。」といい、姉の運転する車に乗り込んだ。

ショッピングモールに向かう車内、姉が

「最近、学校はどう?楽しい?」と聞いてきた。

「楽しいよ。お姉ちゃんの言うとおり、白石高校にしてよかった。」

と涼介が答える。洗脳されるかのように白石高校に入り、女子高生になったが、なってしまえば言われた通りおしゃれも楽しいし、女子との会話も楽しい。今日みたいに一緒に姉と買い物するのも楽しい。


 モールに到着後、そろそろ秋物をということでお店を見て回る。

「このスカートはどう?かわいいよ。」

と姉は、ワインレッドのスカートを涼介に勧めてきた。

「ちょっと丈が短くない?」と涼介が言うと、

「黒タイツと合わせるから短くても大丈夫だよ。試着してみて。」

といい、試着を勧めてくる。姉には逆らえず試着をすることにする。

試着して着替えて、姉に見せると

「やっぱり足が長いからそれぐらいの丈の方が似合うよ。スカートはそれを買うとして、あとはトップスを選ぼう。それに合わせるなら白かな黒かな、くすみのあるピンクとの同色コーデもかわいいかな?。」と次はトップス選びに入った。


 服を買った後、お昼をたべるためにオムライス専門店に入る。姉は大学に進学後は、家庭教師のバイトを始め、医大学生で教え方も上手ということで、人気があり時給も高いようだ。それで買い物に行くたびに、涼介に服を買ったり、ご飯を食べさせてくれたりする。注文したオムライスを待つ間、姉は

「いいもの買えたね。涼介とこうやって一緒に買い物できるようになって嬉しい。」

といい、妹になった涼介に満足しているようだ。そして、

「涼介、学校で好きな子いるの?」と質問してきた。

「いるよ。ポニーテールの似合うかわいい女の子。同じ勉強グループなんだ。ハクジョ男子でも女子と付き合えるかな?」

と涼介が質問を返すと、

「私の学年にもいたよ。ハクジョ男子と付き合っている子。女子の苦労やファッションについてわかっているから、普通の男子よりも良いって言ってた。涼介もあきらめずがんばりな。」

と姉は励ましてくれた。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ