表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

ご都合主義で主人公を1度死なせる

思うままに書いてみた




「何見てんだ?俺の顔おかしいか?それとも金でもくれんのか?クソガキ」


 目と目があった瞬間恋に落ちる訳もなく恰幅の良い、いやガタイの良いイカつい本物の怖い人からお声をかけて頂いた今日この頃。


「え、いや、すみません。イケメンです、はい。あの僕は低所得者でして仕事も派遣ですし、あっあちらのご婦人のほうがお金持ってそうですよ?」


「そうか?じゃあお前から財布を寄贈してもらってからあちらのご婦人にも声をかけよう」


 あらヤダこの人!優しい言葉遣いとは、裏腹に行為はゲスの極み不倫とか余裕でしちゃいそーなくらい極道してるよ。

 金は確かに今手元にあるが、どう逃げれるか思案していたら


「お前、さっきバカ勝ちしてたろ?」


 ああ...この人さっきまであの店にいたのか。

 この俺が勝って店を出るなんて有り得ないと思ったらこーゆー事か。








※三時間前



 所狭しにけたたましい音を鳴らす機械が設置されたアミューズメントパークのスロットコーナーにて。


遊汰(ゆうた)珍しくたくさん勝ってるねー」


 そう高校時代から親友でイケメン高身長高学歴コミュ障の千葉恭介(ちば きょうすけ)が驚愕しながら声を掛けてきた。

 恭介は木更津遊汰(きさらづ ゆうた)こと俺の盟友であり親友だ。


「恭介君、チミには今日だけは俺の事を神と呼ぶ権利をやろう」


「神様、先月貸した金返せよ」


「........。あのう、これ換金するまでお待ち頂いても?」


 頭を平に〜平に〜としながら懇願し返答を待っていたら、口を開いたのは黒服のパリッとしたイケメン店員が


「あのーお客様神様、上のメダル箱を降ろさせて頂いても?」


 ペカッ!ジャンジャンバリバリ♪ジャンジャンバリバリ♪


 こいつ、聞いてやがった。。死にたい。


「いえ、これで、もう帰るので結構です」


 僕はキメ顔でそう言った!

 半年ぶりにスロットで勝てたので早々に切り上げて、ソシャゲに課金して俺つえええやってから、()()(バク)()が会いたい言うから、仕方なく迅速かつ丁寧に対応しようかと考えていたのだ。

 そりゃもうウキウキのウハウハですわ。

 そして、コミュ障の癖に女友達が多く、コミュ障の癖に彼女持ちで、コミュ障の癖にリアルを充実させてる恭介と別れて、早五分で冒頭へと戻る。





 俺が回想に浸っていると同時に恭介の不幸を願っていると、先程から目があっただけなのに熱く口説いてくる、バリバリ田舎のチンピラが、自然の摂理のようなナチュラルさで質問をしてきた。


「で、寄付する?不慮の事故にあう?」


「…」


 俺は5秒ほど逡巡したが、明快な最適解なんてとうに決まっており決死の覚悟で後ろを振り向きダッシュした。

 久しぶりに勝ちを得て、諭吉が15人も居るのに寄付など出来るはずもなく、脱兎のごとく駆け出し地面を凹ませる気持ちで足に力を入れるが、ものの1秒で石に躓き頭を打ちあっけなく生涯を閉じたのだった。




〜完〜

次回の木更津遊汰先生の作品をお待ちください!

初掲載

プロット?知らない

文才?分からない

背景描写?(゜σA゜)‬

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ