中国武術の分類・使い方がファンタジー小説の魔法の分類・使い方にソックリな件
中国武術においては、
その技法が五行に分類される事が武壇の蘇昱彰師範の発表で明らかになった。
で、中国武術には『色々ある』
太極拳・八卦掌・形意拳など、
道教系の武術。
少林拳・螳螂拳や南派少林武術など、
仏教系の武術。
峨眉山系の武術に武当山系の武術。
私が師匠から習ったのは、
師匠は道教の徒であるが 、なんでか仏教系の分類。
因みに本来なら仏教系は『五大(地水火風空)』
梵語ではキャ・ハ・ラ・ヴァ・ア
で表すのだが、
私の師匠は、
四大元素『地・水・火・風』
にわけている。
(一つ減らしている。)
理由は五行思想だと五行相生、五行相剋と言う難しい分類によって、
頭がこんがらがってしまうから。
で、各門派は以下の属性を持つ。
螳螂拳『地属性』
太極拳『水属性』
八極拳『火属性』
八卦掌『風属性』
そして人間は何らかの属性体質を持っていて、本来ならその属性の武術を行うことが望ましい。
対立する属性の武術を習得するのは難しい。
しかしながら、
人間は『自分が持っていないモノを欲しがる』
と言う。
現に私は100%水属性の体質で、太極拳をやるのが最も適しているのだが、
八極拳に憧れていて両方併修している。
昔に会に在籍していた先輩は、
八極拳が凄く上手く、体質も100%『火属性』であったが、
曰く
「太極拳の化勁でふわりと受け流す事に憧れる」
と言っていた。
因みに普通の人は例として、
風70%、火20%、 地10%の混合
などと言った感じの属性才能になるのだが、
私の通っている会派は、
多くが『◯✖️属性・100%』と言う極端な人が殆どであつたりする。
さて相性は以下のように示される。
地
/ | \
火 ーーーー 水
\ | /
風
縦横正面に対峙している属性同士は相性が悪い。
水属性の人は火属性の技は難易度が高い。
その二つが戦うと、互いに『やり辛い』
しかし斜め隣の属性の技は比較的習得しやすい。
戦うと互いに対処しやすい。
さてふと思うところがあって師匠に『形意拳』の属性を尋ねた。
師匠「四大属性にとは違う陰陽の属性、誰がやっても適している」
との事。
つまりは、
螳螂拳『地属性』
太極拳『水属性』
八極拳『火属性』
八卦掌『風属性』
形意拳『陰陽属性』
(光属性と闇属性)
ファンタジー小説の魔法の分類と同じである。
事実は小説より奇也。
なお、『五行の気』つまり内臓(内勁)をどう使うかについては、
すでに武壇の蘇昱彰師範の発表したものを参考にしていただきたい。
ついでに、
道教の『五行』と仏教の『五大』の対応は以下の通り。
五行『土ー水ー火ー金ー木』(五行相畏)
五大『地ー水ー火ー風ー空気』(五輪塔の下からの順)
金=風
木=空気
と言う対応になる。