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5つの街を経由して ついに テポーノの街に
村を出発して12日 月曜日に出たので金曜日になっていた
3日のんびり過ごして セーブをすれば
・・・
このテポーノは 街の中央に大きなカジノがあり
更に 銅プレート以上の冒険者が入れるカジノもあるそうだ
(おおっ 凄い 凄い 100万が100億に)
テーブルの上にはお金の山が
触れると全てが消え 俺の所持金が100億エンに
ログにも100億エンのメッセージが
(やった これで 何でも買える か か ・・・ あれっ)
画面が真っ赤になり
ログにダメージを受けたメッセージが
・・・
そして いつもの画面が
セーブ と ロード
もちろん ロードを選択
(え~っと どうして お金を受け取ってから え~っと 眠くなったような?)
(まさか 眠り薬が?儲け過ぎたのか?)
・・・
何度もやり直しているので 簡単にお金が増えていく
カードゲーム等はよくわからないが
奴隷同士の戦いに賭けるのなら 分かりやすく 2分の1なので 覚えやすい
(次は赤の男が勝つんだったな)
(よし これで 50億)
(次も赤の男が勝つけど 賭けると俺は死ぬんだよね~)
よく見ると俺を見張っている沢山の男がいる
(まあ これだけ勝つとね)
俺はカジノ専用の店で買い物をすることにした
ずらりと並ぶ 高級な商品
そして 可愛い奴隷も沢山いる
(おおっ エルフ 可愛い~ 30億は高いけど 持っていても奪われるか 殺されるからね~)
俺は店員に
「今日はついているから いくらでも稼げそうだよ とりあえず そのエルフをもらうね また 金が増えるだろうから 後で他の奴隷も買わしてもらうよ」
店員は無表情で手続きを始めた
俺はエルフと一緒に魔法陣の上に乗り
奴隷登録を
エルフの主人が俺に変わる
綺麗な長い金髪に 綺麗な翡翠色の瞳 年齢は20歳だが 背が低く 幼く見える ロリエルフ
名前はフィレ
おまけなのか 高級そうなローブと杖を持っている
鑑定すると どちらもB級
ちなみに俺はE級装備といわれる鉄装備をしている
「フィレ よろしくね」
フィレはおどおどしながら
「はい ご主人様 よろしくおねがいします」
俺はフィレをぎゅっと抱きしめ
頭を優しく撫でる
(さて っと 注目されているから ここいらで)
「フィレ これを持って先に宿に戻っていてくれ 俺はもう少し遊んでから帰るからね」
俺がフィレに5億エンを渡すと
フィレは戸惑いながら コクリと頷く
宿の場所を教えると
フィレは1人でカジノを出ていった
・・・
(残りは15億か~ 次は赤の2倍だったよね~)
もちろん 赤の奴隷が勝ち 俺の所持金は30億エンに
(ここで辞めれば 殺されるんだよね~)
俺は高らかに宣言する
「今日はついている 30億エン全額 青に賭ける」
周りの客からも おお~っと歓声が
人気の低かった青の奴隷の倍率が下がり 3倍となったが
・・・
(げぇ 勝ってしまった どうしよう 絶対に殺されるよな~)
「やはり ついているな ほら チップだ」
俺は周りのウエイトレス達に10万エンのチップを渡していく
更に 周りの人達にも 高級な酒を次々に配っていく
俺は周りの注目を集めてから また 青の奴隷に全額を賭ける
(負けていいんだからね~)
倍率は1.2
・・・
(おおっ よし 負けた~ ここは落ち込まないとね)
大注目の中で俺は頭を抱えて座り込む
「うお~ どうしてだ~」
5分ほど 座り込んだ後で
客からも店員からも 注目されている中 俺はカジノの中の店で鉄の剣を売り
「ラストチャンスだ~」
っと叫び 5万エンを 赤の奴隷に賭ける
が
運よく 赤の奴隷は負けてしまう
周りからは笑い声が
俺はとぼとぼと ゆっくりと出入り口の方へ
俺は皆から注目されながら 安全にカジノを後にすることが出来たのだった
・・・