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ゲーム開始〜俺の能力値は如何に〜

今日は一日休みで、スラスラ書けたので、三話目も投稿します。

最後まで読んでいただけると幸いです。

感想等お待ちしております。

ガラガラガラガラ…(荷馬車の進む音)


アレイ『ん…眩しっ…。』


もう朝か、疲れていたせいか、凄くぐっすり眠れたな。この荷馬車は乗り心地が良い。引いているあの鳥に感謝しないとな。


ロジー『起きたか…、アストラルの街が見えて来たぞ。』


アレイ『おお!!アレがアストラルか!』



それは、美しい大自然の中にある大きな街だった。

あそこなら人が沢山居そうだ。楽に情報が手に入るだろう。



アレイ『ありがとう、ロジー。』


ロジー『いいって事よ。ところで、アレイは街で何をする予定なんだ?』


アレイ『ちょっと知りたいことがあるから、まずは街の人に話を聞いてみるよ。』


ロジー『そうか。知りたいことがあるなら、冒険者ギルドに行って聞いてみるといい。一番色々な情報を聞けると思うぞ。ギルドは、あの街の真ん中に見える高い建物だからな。』


アレイ『分かった、行ってみるよ。』


冒険者ギルド…やっぱりあるんだな。

じゃあまさか…


アレイ『なあ、ロジー』


ロジー『なんだ?』


アレイ『魔法とか…使えるのか…?』


ロジー『まあ、少しはな。いきなりどうしたんだ?』


アレイ『いや、聞いてみただけだ。』



やっぱり使えるのか…、商人のロジーが使えるってことは、俺にも使えるのかな…それも街で確かめてみよう。



ガラガラガラガラ…ガチャンッ,



ロジー『さあ、街に着いたぞ。』



荷馬車から降りて、周りを見渡す。

現実世界の街とは違う、見たことのない建物が立ち並んでいる。

かなり近未来的な見た目で、ゲームの中の世界にでもいるようだ。(本当にいるんだけど笑)

現実世界の建物の多くは、直線的な、角ばったものが多く、四角のイメージが強いが、この世界では、曲線的で角のない半円に近い形の建物が多い。

そして、街の真ん中にある高い建物(ギルド)は、

近くで見ると凄い迫力だ。

思った通り、人も沢山居て情報収集に向いてそうな街だ。


ロジー『じゃあ、俺は仕事があるからそろそろ行くが、何かあったらまたいつでも言ってくれ。』


アレイ『ああ、ありがとう。』


俺も行動開始だ。まずは、ロジーの言ってたギルドに行ってみよう。


〜5分後〜


ここがギルドか…、街もかなり賑わっていたけど、こっちの方がもっと人がいるみたいだ。

親切に建物の構造が書いてある、なるほど。

一階が受け付け、二階から上は…何も書いてないじゃないか!!

まったく、酷い案内板だな…。まあ話は受け付けで聞けるだろう、取り敢えず中に入って見るか。


ガヤガヤ…(ギルド内の賑わう音)


中も綺麗だな…高級ホテルみたいな内装だ。

冒険者ギルドっていうと、なんかボロっとしたバーみたいなイメージあるんだけど…偏見だったみたいだな(笑)


アレイ『すみません、聞きたいことがあるんですけど…。』


受付のお姉さん『はい。どのようなご用件でしょうか?』


アレイ『この世界の事にあまり詳しくなくて、教えていただけませんか?』


あ、この聞き方は疑われるかもしれないな…。

いつでも逃げられるように構えておこう。


受付のお姉さん『ここは、魔王に支配された世界。様々なところにダンジョンが存在し、そこから出てきた魔物が森や川、海や、空にだっています。更に、魔王直属の部下であるレベルの高いドラゴンやヴァンパイア、その他多くの伝説級の魔物も、ダンジョンのボスとして構えていて、時には多くの魔物を引き連れて人間の住む街を攻撃しに訪れます。まさに、絶体絶命、崖っぷちの世界です。しかし、人間も黙ってはいません。多くの魔法使いや剣士が、冒険者としてダンジョンを攻略し、打倒魔王を目標に活動しています。今、この世界の命運を決める、人間と魔物の戦いが起こっているのです。大体分かっていただけましたでしょうか?』


アレイ『あ…はい。』



なんか凄い丁寧に説明してくれたな…心配は不要だったみたいだ。

ゲームを買った時に店員が言ってた内容とほぼ同じだな。やっぱりあのゲームの中か…。


アレイ『冒険者には、誰でもなれるんですか?』


受付のお姉さん『はい。ですが、向いていない方もおられますので、このギルドでは、冒険者志望の方にはまず適性検査を行なっています。』


アレイ『適性検査…?』


受付のお姉さん『はい。他人のあらゆる能力値を測ることが出来る魔法を使い、どの能力に特化した体かを調べてオススメの職業を提示します。』


アレイ『そんな魔法があるんですか…。』


受付のお姉さん『適性検査には待ち時間があるので少々お待ちください。』


適性検査か…どうだろう。異世界転移した人特有のチートスキルとかあったらいいんだけど…。

これが俺のこの世界での運命の分かれ道だな。

あー緊張する…てかここ冒険者ギルドにしては、なんか俺みたいな初期装備っぽい人とか、若い人が多いな…ベテランの人とかはあんまりギルドには顔を出さないのかな。



受付のお姉さん『適性検査の順番が回ってきましたので、ご案内いたします。』


受付のお姉さんは、そう言って俺を受け付けの奥にある部屋へ案内してくれた。

そこには、如何にも魔法使いみたいな服を着て、とんがった帽子を被ったお婆さんが待っていた。


アレイ『えーと、こちらの方は…?』


受付のお姉さん『この方は、適性検査をしていただく、魔法使いのレニーさんです。』


レニー『冒険者志望の子たちの適性検査をしているレニーと申します。次の志望者さんね。

そこの椅子に掛けて待ってて。検査はすぐに終わるから、緊張しなくていいのよ、リラックスしててね。』


アレイ『はい、分かりました。』



レニーさんはそう言うと、杖のようなものを取り出し、何か唱え出した。何を言っているのかは分からないが、おそらく魔法だろう。10秒ほど唱えると、魔法陣?が現れた。そして、俺の身体も一瞬キラキラしたものに包まれた。すごく驚いたが、この世界で魔法は一般的なものらしいから、変に騒ぐと怪しまれると思って、なんとか平常心を装った。


レニー『はい、これで検査は終わりよ。お疲れ様。受け付けで結果を渡して貰うから戻って待ってて。』


アレイ『ありがとうございました。』



これで検査は終わりか…結果が悪かったらどうしよう…。

まあ始まったばかりだし、ゲームの世界なら鍛えればなんとかなるだろう。あまり気負わずに待とう。


〜5分後〜


受付のお姉さん『結果が出ました。確認した下さい。』


どうだ…結果は……!?


適性検査 結果

※結果確認方法

各能力が、F〜SSの、8段階で評価されます。

総合は、細かい部分の平均で出されます。

スキルは、身体能力や魔法適性のような標準的な力の他に、特別な能力を持っていた場合のみ記載され、その評価は、同じスキルを持っている人と比較して算出されます。一般人の平均は各能力がオールEで、スキルはないか1つある程度です。


身体能力

力・・・D

素早さ ・・・C

知力 ・・・ B

体力 ・・・E

総合判定・・・D

魔法適性

炎・・・D

水・・・E

地・・・D

闇・・・B

光・・・C

総合判定・・・D

スキル

隠密・・・D

幸運・・・A


これが俺の能力値一覧か…なるほど……


どうやら、俺にも魔法が使えるらしい。しかも、スキルも二つあるし、一般人よりも全てにおいて少し高い。

でも、密かに期待していたチート能力者のような結果ではなかったことが残念だ…。

俺はまたこの世界でも現実世界のように普通の人の少し上ぐらいの地位で終わってしまうのだろうか。


アレイ『あの、能力値って鍛えたりすることであげることができるものなんですか?』


受付のお姉さん『はい、勿論可能です。魔物を倒したりトレーニングをすると、能力が向上します。』



そうか、なら安心だ。

これから頑張ったら、まだまだ挽回のチャンスはあるってことだな!

そう考えたら燃えてきたぞ…

俺はチート能力者になって第二の人生で成功するんだ!!

読んでいただき本当にありがとうございます。

まだまだ及ばない点が多くあると思いますが、頑張って更新していくので、たまにのぞいていただけると幸いです。

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