〜異世界転移〜
初投稿です、ご指導ご鞭撻よろしくお願いします
俺の名前は桐山蒼。
高校2年。趣味は読書とゲーム。
最近異世界行ってみたいっていう願望が強すぎて色々とやばい。
具体的には授業中クラスまるごと異世界転生とかねえかなって妄想したり、帰り道に無駄に時間かけて、異世界行けるようなイベント起こんないかなとかってうろついてみたりしてて、友達からもお前そろそろやべえぞ?って言われてる。
いつも通りの帰り道、
空から虹色に輝く何かが降ってきた
虹色の何かはさらに光を増し、俺を包み込んだ。
あまりの眩しさに俺は驚き、目を瞑った…。
(あれ?これ異世界行きじゃね?絶対そうだろ!異世界来い!来い!お願いします神さまー!!)
多少の期待を込めて、目を開けたそこは…
たくさんの人々で賑わっている通りだった。
周りの人はみんな、よくRPGで出てくるような服装をしていた。
鎧を身につけている人、動きやすそうな薄手のベストを身につけている人、魔法使いのようなローブを着ている人…など、様々な人がいた。
(マジで?…ここは異世界…なのか?)
「おーい、そこのキミ。」
俺は振り返り、目を見開く。
そこには桃色の髪をポニーテールのようにまとめた、緋色の瞳の小柄で明るそうな印象を受ける女の子が俺のことを見ていた。
(うわぁ、スッゲー美少女じゃん…)
そう思った俺の口から自然に声が出る。
「君は、誰だ」
俺がその美少女に尋ねると
「私の名前は…………」
そこで、目が覚めた
✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽
(なんだ、夢か…)
枕元に置いてある時計を見ると、まだ夜中の2時。
(最近同じような夢ばっかりだな…)
喉が乾いていた俺はベットから抜け出し、キッチンへ。
(あーあ、夢じゃなくて本当に行きてーなぁ…異世界…)
冷蔵庫からよく冷えた炭酸飲料を取り出し一気に飲んだ。
「ふう… 」
冷たい炭酸飲料は火照った俺の体を冷ましてくれる。
しかしこんな時間に炭酸飲料を一気に飲んだせいか、眠気が飛んでしまった。
(よし、どうせ眠れないし外にでも行くか。)
俺はダッサいジャージのまま親を起こさないよう静かに家の外へ。
近くの河川敷まで軽く走ってみた。夜は静かだ。風を切る感覚が気持ちいい。
そんなことを考えていたその時
足元に青白く輝く魔法陣が現れた。
そして、誰かの声が聞こえた。
『そんなに行きたいなら行かせてあげる!』
「え、誰かいるのか!?」
俺は声の主を探しながら慌てて魔法陣の外へ出ようとするが。
次の瞬間
俺は本当の本当に異世界にいた。