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劣等感

 子供ながら、こんなこと考えていたんだな


そう私は感じた。

当時は周囲の大人が醜く、汚いものだと思っていたんだな。


子供って怖い


そう改めて感じた。

そして次のページをめくった。


××年 〇月□日 

 今日は別の施設の買い取り交渉。

『勉強の一環』として同行するということだった。

車の中で私は、公園で楽しそうに遊んでいる、同年代くらいの子どもたちをちらっと見た。


 羨ましい

 羨ましい

 それに比べて私は・・・

だめだだめだ。

余計なことは考えちゃだめ。

私は財閥の次期トップ。

多少のことは我慢しなきゃ。



この日の分の日記は、ここで終わっていた。

私はいつから、こういうことを思っていたのだろうか。

素朴な疑問が湧いた。

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