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成り行き
第2章
まて。
まず、ここにくるまでのことを話そう。
俺は特に普通な目立った長所もない学生だった。
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ふわぁ〜あ。
眠たぃぃぃぃ。
いまは数学の時間だが、別に平均点は取れてる自分には関係ない。
1つ、友達はいない。
完全なる孤立。
趣味はYouTubeと二次元の画像鑑賞。
見た目は普通。
良くも悪くもない。
でも、多少イケメンより。
しかしもてない。
むぅ、なぜだ。
『キーン コーン カーン コーン』
あれ?
終わった。
よし!今は6時限目!!
帰るおー!
…1人でな! 突っ込むなよ!突っ込むなよ!
突っ込めよ!
馬鹿らし。
誰に言ってんだろ、俺は。
俺を見てる誰かとか?
な訳ないよな。
そう思い笑う。
このとき俺は知らなかった。この言葉の…。
本当の意味を。
あー。
まじ眠い。
寝てたんだけどなぁ。
昼休み!1人で! クッソォォォォイ!!
【パッパァァァァ!!!】
ん?
近くだな。ウルセェな
【パァァァ!! パパァァァァァァァ!!】
そう思った途端、前から大型トラックが。
え?嘘でしょ?
《ゴシャァァァァァ!!》
血が飛び散る。