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脇役にだって物語がアルっ!  作者: Neu
一章
9/14

屋敷探索

……書斎ってどこ。


昨日、書斎に行くと決めたため部屋から抜け出した私は、お父様の書斎の場所が分からずに屋敷をさまよっていた。

住み始めて2年以上立ってるのに、未だにわからない場所のほうが多いとか……広すぎやしませんかね

まあ、私がほとんど部屋から出なかった(出してもらえなかった)のが原因だと思いますけど……

覚えてないだけで、このくらいの年だと外に出ないのが普通なのかな。そんなこと無いと思うんですが

それにしても、どこだ……。

結構歩いたはずだけど、それらしき部屋が見つからない。

体力の限界が来る前に見つけ出さなければ


……………………………………



……良く考えてみたら書斎があるかどうかも知らないや。


そこにお父様がいるのかもわからないし

前世のイメージで勝手にお父様が、書斎にいると思ってました。いや、別に前世の父略して前父のイメージじゃなくて本とかのイメージですけどね。


今までの努力って一体……orz


となると、お父様の居場所は誰か人に聞くしかないのかな

書斎なるものが存在するかどうかも知りたいしね


…………誰に聞けば良いのだろうか

まず、アンナは論外ね。連れ戻されるから。

他の使用人の人も連れ戻されるかもだからなしで

お父様は行方不明だし

お母様に至っては今日は家に居ないし


ーーあれ、私の味方いなくない?


………………え、どうすんの

私は革命さながら自由を掴み取らなければいけないというのに

まあ、とりあえず進みますか。ここにいてもアンナに捕まるだけだ

私はまた城の長い廊下を歩き始めた

…………………………

それにしても、今日は人に会わないね

運がいいのか悪いのかわからないけど


しばらく歩いてみたが誰にも会わない。

「だれか~いませんか~」

返事なし!と。ホントに誰もいないや。どうするかねぇ

「ちょうりばにでもいってみるか……」

そう、呟いて私は調理場に足を向けた

調理場の場所は、今日までの脱走時に確認してあるので迷わずに進むことが出来る

5分ほど歩くと調理場の前につく


中には入らないで、調理場の様子を伺うと

調理場の中では、何人かの料理人の人達が忙しそうに作業をしていた。

お昼ご飯が近いからね。

いい匂い……。じゅるっ

午前中、大分歩き回ってお腹が空いていた私は、料理の匂いに誘われて調理場の中に足を踏み入れた。

料理人の人達は作業に集中していて私には気づかない。

……つまみ食いさせてくれないかなぁ

調理場の中を食べられそうなものを探しながらうろちょろする。

完成して机の上に並べられた料理に手を伸ばす

……届かない。机高いよ

なんとかして食べようと、机の周りをくるくると回っていると

うわっ

誰かに後ろから脇の下に手を入れられて持ち上げられた。

「これで取れますか?お嬢様。」

持ち上げられたおかげで料理に手が届くようになった。

「りょーりちょーありがとー」

私を持ち上げてくれたのは料理長だった。

少し悩んでから料理の1つに手を伸ばす。

……うん、美味しい。

「おいしいっ!」

私が笑顔でいうと

「それは良かったです。」

料理長は笑ってそう返した。

私を床に下ろすと、料理長は私と向かい合う。

「お嬢様、これからは必ず私たちの誰かに声をかけて下さい。ここには包丁などの危ないものもありますし、火も使っています。

つまみ食いをしに来るのは構いません。というかむしろ歓迎します。でも、お嬢様にお怪我をさせるわけにはいかないのです。分かりますね?」

「……はい、ごめんなさい。」

怒られちゃいました。

料理長は私が素直に謝ると、笑顔で私の頭を撫でる。

「次からは気を付けて下さいね。……もう少したべてきますか?」

「うんっ」

私が頷くと、料理長は私の後ろにまわり脇の下に手を入れようとする

「お嬢様~っ!どこですか~!」

アンナの声が聞こえてくる。ヤバイっ!今日はまだ捕まるわけにはいかないんだ!

「りょーりちょー、アンナがきたからわたしもういくね!」

私は、料理長にそう言うと調理場の出口に向かう

「また来てくださいね~」

料理長の声を背に私は駆け出した。




お父様の居場所聞けば良かった……。


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