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脇役にだって物語がアルっ!  作者: Neu
一章
6/14

ノア・フランジネット、3歳です

皆さん、こんにちは。私はノア・フランジネット。3歳です。


はい、ということで3歳になりました。いやー、子供の成長って早いものですねぇ。あっという間に2年過ぎてしまいましたよ。

早過ぎるって?

良く考えてみなよ。何で好き好んで暗黒の幼児プレイ時代を語らなければならないんですか。

もう、あれは一種の拷問って言っても過言じゃないよ。精神年齢高校生が漏らすんですよ。ありえない……無理

……言いたくないので割愛します。

まぁ、そんなこんなで色々あったんですよ。

でね、その2年の間で色々分かったことがあるんです。


まずね私の名字はフランジネット。想像通り貴族でした。爵位は伯爵。貴族の中だと真ん中ですね。国名はユルゲンヘイム王国。王様いるんですね


あと、お父様の名前はノシア。お母様はリリア。転生してからしばらくは自分の親だと思えなくて苦労したけど今では、ちゃんと自分の家族だと思ってる


んで、次はやっぱり異世界だったよ。魔法があったからね。間違いない。異世界ヒャッハー!

最初に見た時はびっくりしたよ。お父様が、忙しい中私を愛でるために時々会いに来てくれるんだけどその時にね。私目掛けて刺客の放った矢が飛んできて……すいません、嘘です。

盛りました。本当は、お父様と遊んでてはしゃぎすぎた私が階段から落ちてあー、こりゃ終わったなって思ってたら急に体がフワッと浮いたわけですよ。で、そのままゆっくりと下の階に。

風魔法です。お父様は風魔法が使えたのです。


もう、感動でしばらく小躍り状態です。だって魔法ですよ。ロマンの塊と言ってもいい、あの魔法です。階段から落ちた癖に歓喜で変な動きする私は傍目から見たら怖かっただろうね

それで、その魔法はどうやら皆が使えるわけじゃないみたいだね。確定じゃないけど

今のところ使ってるのを見たのは、お父様とお母様。あと執事のおじさん。セバスチャンとか呼びたいくらい執事ぃ!って感じの人。名前は……名前は…………

次は、文字ね。こっちにきてから言葉とか、普通に理解出来てたから密かに文字も同じなんじゃないかって期待してたけど違ったよ。残念。文法とか日本語に近い感じだから文字さえ覚えればなんとかなりそう

で、その次はーー。

1日が24時間で一ヶ月は30日。1年で360日。つまり前とあんまり変わらないね。分かりやすくて結構、結構。その他も所々呼び方が違ったりするけれど色々なことが前世とあまり変わらないみたいだね。

んまぁ、特筆すべきなのはこれくらいかな?後は、後ほどね。

…………………………………………………………

それにしても、もう2年ですか。早いものです。あ、これは冗談じゃないです。マジなやつです。

あの頃、立てもせず、まともに喋れもしなかった私ですが、今ではもう全力疾走も出来るし、舌っ足らずだけど一通り会話が出来るようになりました。

子供の成長は本当に早い。出来ることが増えるのは良いことです。

鏡も見て、ついに私の外見が明らかになりました。

いやー、自分で言うのもアレなんですが。

可愛いです。お父様とお母様が溺愛するのも分かる。

お父様譲りの黒髪に、お母様の茶色い瞳。目はくりっとしていて少しつり上がっている。どことなく猫を思わせるような愛嬌のある顔です。

うん、可愛いよ。私。将来美少女ルートは確定だね。

後、身体能力にも恵まれてるっぽい。3歳児なのに凄い足が速い。ふふふ、チートの片鱗が現れ始めましたよ!

チート無双で俺TUEEE.も夢じゃないね。

魔法はまだ使えないけどね、きっと凄いはず。



ーー。色々喋りましたがつまり、言いたいことはアレです。


私、今幸せですよ。

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