正義君の(哀れな)初恋と妹のキモチ
俺氏、正義君の恋物語を書こうとしたはずが、兄のスペックに勝てる要因が浮かばずかけなかったでござる。
どうしてこうなった。
最近、亜斗がいうには正義=ジャスティス君は考える
天身ちゃんのことを、一目で惚れてしまったのだ。
五歳という足らない知識で必死に考える、どうすれば興味をひいてくれるだろうか?と
必死に必死に、考えて考えて自分の脳が出した結論は、やさしくしよう!だった。
凄く安直だ、だが幼児という年齢でここまでの答えがでたのは中々優秀な部類に入るのではなかろうか?
考えたら有限実行もとい、他にやれることが無い
今日から実行してみようと、車で考えるのだった。
☆
「て、天身ちゃん、おはよう」
「ん、おはよう」
この会話だけでも胸がはち切れそうだった。
実際、正義君は胸が痛いと感じていたらしいが、これが恋なのである
「天身ちゃん?今何か、こ、困ってる事とか無いかな?」
「特にないよ、大体兄ぃがやってくれるし」
なるほどと正義君は納得した。今まで見た中で一番仲がいい兄弟だそれぐらい普通か、と
だが天身は事実をいっただけだがこの裏にはかなりの意味が働いている
まず欲しい物があれば兄ぃに言えば大体は買ってくれる。だが、妹に悪影響にならない範囲で。これは天身も理解している。
次、まずやりたい事があればやらせてくれる。これも悪影響に成らない範囲でだが。
そして肉親関係について困っていることもさほどない。
((お母さん、お父さんは私達を怖がっているみたいだけど、お兄ちゃんがいるだけで満足だしなぁ・・))
実に完璧過ぎる兄である。こんな兄が五歳とかいったら信じられるだろうか?
「じゃ、じゃあさ?一緒に遊ばない?」
「ん、いいよ」
拒否しようとしたが、兄が言っていた言葉を思い出す
{子供同士で遊ぶことで分かる事とかあるからできるだけ外とかでも遊べよ~}
兄が言っていた言葉だたぶん事実なんだろう。
「じゃぁ砂場いこうか」
「ん、了解」
実際砂場でやれることに胸を膨らます歳なのだが、やはり兄が兄であればこの妹有り
砂場程度で好奇心がくすぐられる精神年齢はしていない。
「着いたね、じゃあさトンネル作ってあそぼう!」
けっこう一言一言ドキドキしている正義君だったりする、まぁそれも仕方ないのだろう、子供とはいえ整いすぎている顔立ち、長い黒髪のロング、まさに完全無欠美人ときた。軽く微笑まれれば全世界の、変態紳士は9割ほど落ちるのではないだろうか?残りの一割は、強者といえるだろう
「ん、了解」
「あれれ~何してんの?こんなところで、あ~天身君その子に近寄らない方がいいってお母さんが言ってたよ~」
ここで天身は思いだした。困っている事が一つだけあった、そう今のような子だ、こんな子に正論をいってもさほど効果がなく泣き喚くだろう、、
いつもは兄と一緒にでかけているから、女子は下手に声をだせず、天身がいるから男子は下手に声をかけられない、ていうのが理由でちょっかいを受けずにすんだのだ。
「お~い天身?」
ここで狙ったかのように兄の声がする
「あ。。まぁいいや正義くんあんましその子に近寄っちゃだめだよ」
「・・・」
そそくさと退散を始めていく女子達
「おーここにいたか、、あごめん正義君、俺保母さんによばれてたから戻るね!」
「う、うん!」
有無をいわさず帰っていく。
さすが兄だと思ってしまう程見事な手際だ。
正義君の方はさっきの言葉の意味をがんばってえ考えていた
それから幼稚園が終わるまで気まずい空気につつまれながら幼稚園の時間を終えた。
☆
帰りの車にのりながらふと、天身は兄の事を考える。
兄がいなかったら今頃自分はどうなっていたのだろうか、、簡単に予想できてしまう。忌み嫌われ、一人ぼっちですごしていただろう
兄は自慢の兄であり、心の支えでもある、だけどこの胸のズキズキはなんだろう?と考える天身であった・・
兄最強すぎますね
いついつもつたない文をありがとうございます。
おかげさまでPV4500突破 ユニーク800突破です!