圧倒的な新星
いやはや・・・体調管理って大変ですよね・・・
お陰で更新がすっかりおそくなってしまいました・・・
残りの男達(水佳達にやられて後3人しかいない)が、すぐさま俺を警戒、包囲した。
眼帯の男は、俺から少し距離をとり、男達を使って様子を見る様だ。
残り3人の男達は火に水、電気とそれぞれ能力を鉄パイプに纏わせて、俺に向かって突っ込んでくる。
しかし、3人の攻撃は俺の身体に傷一つ付ける事は出来ず、金属がぶつかり合う様な音と共に鉄パイプがへし折れた。
その異様な光景に、男達だけではなくシスターメリー達も驚愕の表情を隠せないでいる。
何故なら男達の鉄パイプをへし折ったのは俺の肌が強靭だった訳でも、体がダイヤモンドの様に変化したわけでもなく、俺の体に浮き上がった蒼く光り輝く竜の鱗だったからだ。
その鱗は鉄パイプが当たる瞬間、攻撃が当たる場所に瞬時に俺の浮き上がり、俺の身体を守り、攻撃が当たった数秒後に鱗はスッと消えて普通の人間の皮膚に戻った。
鱗が消えたのを確認したのかどうかは知らないが、1人の男が折れた鉄パイプを投げ捨て、火を纏った拳で殴りかかって来たが、俺の右頬に拳が当たった瞬間に火は消え、嫌な音とともに拳が潰れ、男は発狂したと同時に気絶してしまった。
どうやら鱗の出現は意識する必要は無く、無意識の中で攻撃に反応して現れる様だ。
この鱗の凄まじい強度に残りの2人の男は驚愕していたが、覚悟を決めた様にそれぞれの能力を纏って突っ込んできた。
放っておけば勝手にやられてくれるだろうが、態々殴られ続ける理由は俺には無い。
俺も反撃をする為に地面を軽く蹴った・・・つもりだった。
軽くだったはずなんだが・・・一瞬で1人の男の前に正面激突、そのまま男は壁をぶち破って外に吹き飛んだ。
「・・・っえ・・・!?」
自分の異常なまでに向上した身体能力に驚いて動きが止まっていた俺に、もう1人の男が空中から水を纏った拳で殴りかかって来た。
俺は反射的に膝を突きだしながら思いっきり跳び上がった・・・までは計算通りだった。
しかしまたも想像以上の力が出てしまい、男が拳を振り上げた瞬間に男に俺の膝蹴りが直撃し、バキボキという骨が砕ける鈍い音とともに男は天井に叩きつけられ、天井にめり込んだ。
今の男が撃沈した事やシスターメリー達の活躍により、残る敵は眼帯の男1人となった。
「勝負は着いた、降伏なさいな」
シスターメリーが眼帯の男に降伏を勧める。
「・・・降伏だぁ・・・?」
しかし、降伏を勧めるシスターメリーに対して眼帯の男は能力を解かず、不気味に笑いながら自分の眼帯を取った。
「俺の眼帯は能力を押さえこむリミッターになっててなぁ・・・外しちまうとまずいんだが・・・今の兄ちゃん達に対抗するにゃあ仕方ねえ・・・」
眼帯が取れると同時に、男の全身の筋肉が隆起し始めた。
筋肉の隆起が納まった時には、男はの身体は圧倒間に三倍近くまで巨大化しており、さっきまで両腕だけだった鋼鉄が全身に広がって、邪悪な鉄の巨人の様に変貌していた。
「サァ!!サイカイトイコウカァ!!」
言葉を発したと同時に、男は真っ直ぐにシスターメリーに突進していく。
シスターメリーは大剣でそれを受け止めるが、体格差がありすぎて簡単に吹き飛ばされ、壁に叩きつけられてしまった。
シスターメリーは受け身を取っていたようで、意識は何とか失っていないようだ。
男は次に水佳に向かって突進し始めた。
水佳は纏っている水を正面で集めて壁を作ったが、軽々と男に突破されて空中に跳ねあげられた。
「マズハヒトリィ!!」
男はゲスな笑みを浮かべ、空中で逃げ場の無い水佳に致命傷を与えようと拳を振り上げた。
月詠が止めようとビームを連続で浴びせるが、男の鋼鉄の身体が全て弾き飛ばして無効化している。
シスターメリーも防ごうと必死で動こうとしているが、さっきのダメージが大きい様で、立ち上がるのがやっとのようだ。
それを確認してか、男は勝利したかの様に動きが大ぶりになった・・・今だ!!
「俺を忘れてんじゃねぇぇ!!」
俺は男に向かって全力で右ストレートを叩きこんだ。
今回はさっきの男達を相手にして少しは感覚が分かってたから上手くいった。
男は勢いよく吹き飛び、壁にぶつかって止まった。
「シニテェラシイナ、アンチャン!!」
「上等だ、固いだけの木偶の坊!!」
吹き飛ばされて怒った男はすぐさま立ち上がって俺に殴りかかって来た。
男の動きにに合わせて俺も右で渾身のストレートで対応する。
俺と男の拳が激突、同時に地面に大きく亀裂が走り、凄まじい衝撃が空気を振動させた。
正面からの力での勝負では俺が勝った様で、男の腕に大きくヒビが入る。
このまま一気に勝負を決めるべく左腕に力を込めた瞬間、男が無事な方の腕で俺の体を掴んで握り潰そうと力を込める。
「ザンネンダッタナ、ココデオワリダ!!」
男が勝利を確信した様に嗜虐的な笑みを浮かべ、握る力を更に強くしてきた。
流石にマズイ、何とか脱出しねぇと・・・そう思った瞬間、胸の宝玉からエネルギーらしき光が集まってきた。
何でだろうか・・・俺はこの光が集まる現象を知っている気がする・・・。
そして・・・この光ならこの戦いを終わらせられる事を!!
「終わるのは・・・お前の方だ、鉄くず!!」
そう言い放った瞬間、胸の宝玉から凄まじいエネルギーが一筋の帯となって放たれた。
一瞬にして男はエネルギーの奔流に巻き込まれ、壁をぶち抜いて夜空の彼方へと消えて行った。
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