第七話 貴族になりたい男
彼の誇りは守られた(記憶喪失)
誇り高き男は新たな運命へと旅立つ。
ノストラダムス、君は去ってしまうのか?
ノストラダム
「アンゴ聞いてくれ。」
アンゴルモア
「どうしたんですか?」
ノストラダムス
「お前には本当に申し訳ないんだが、俺は…貴族になろうと思う。」
アンゴルモア
「ルナさーん!!大変です!のっちさんが貴族になっちゃいます!」
ルナ
「頭おかしいのはいつものことじゃない。それより、何よ貴族になりたいって。」
ノストラダムス
「これを見ろ!!!!」
バーーーーン!!!
ルナ
「うわっ。異世界転生物ばっかり読んでる。何この量。人間ってこれ以上人間に対して引けるんだ。ちょっと自分に感心したわ。」
アンゴルモア
「のっちさんは読書家です!これを読むと貴族になれるんですか?」
ノストラダムス
「アンゴお前は良い大王になる。だがルナ…お前はダメだ!何にも分かってない!このロマンを!!正直、俺もかなり悩んだんだ…悪役令嬢か!貴族の五男かな!!!」
アンゴルモア
「ありがとうございますー!それで、のっちさんは貴族を選んだんですか?」
ノストラダムス
「そうだ!貴族の五男はな、ある程度の金銭と権力を持ちつつ、自由も確保される。更には5歳の誕生日を迎えたその時、伝説の魔法に目覚める。美少女幼馴染までいる。……俺は貴族の五男に転生する!!!」
ルナ
「うるせえ。」