第五話 予言をする男
吐き気との戦いに勝利したノストラダムス。
手に入れたその安息の時間を噛み締める。
しかし、新たな戦いはもうそこまで迫っていた。
恐怖の大王降臨から一か月後
ノストラダムス
「アンゴ~。リモコン取って~。」
アンゴルモア
「そこにありますよ。のっちさん後ろです!」
ノストラダムス
「おお、本当だ。ごめん。ごめん。ところでよ、アンゴ今日は何の日か知ってるか?俺はこの日のために予言パワーを溜め続けてきたんだ。」
アンゴルモア
「そうなんですか?何があるのか気になります!」
ノストラダムス
「天皇賞(春)だ。今日、俺たちは金持ちになる。俺に任せろ。」
アンゴルモア
「カッコいいです!のっちさん!」
ノストラダムス
「俺の予言によると、今日の馬場傾向は間違いなく差し馬場だ。昨日のレースから全て『見』し続けたから間違いねえ。それに間違いなく6番が逃げる。あいつについて行った馬たちは直線で垂れる。そこをドーンよ。間違いない。」
アンゴルモア
「のっちさんの予言具体的ですねえ。当たっちゃいますね!」
ノストラダムス
「ああ。今日は焼肉行くぞ。ルナも誘っておけ。」
1時間後
ノストラダムス
「いっけええええええ。行けるぞ!差せ!差せ!差せ!お前の父ちゃんは差し切ったぞ!差せえええええええええ!」
ルナ
「ダメだったわね。」