第三話 自分よりイタい男
本当にヤバい人間は一体どっちなんだ!
どちらも負けることはできない。
美少女ヒロイン(電波)との戦いが今始まる!
ノストラダムス
「はー。これからどうしよう。アンゴルモアの大王否定するために転生してきたのに、ニートだぜ?どうすんだよ。見た目もチャラいし、どういうつもりなのこれ。絶対働かせる気ないじゃん。」
ブランコを漕ぎながらぼやく
謎の美少女
「聞き捨てならないわね!あなた今、アンゴルモアの大王を否定するって言った?偉大なる予言者ノストラダムスの言葉は絶対よ!」
ノストラダムス
「マジやめて。吐いちゃう。これ以上は羞恥心で吐いちゃうから。」
謎の美少女
「何言ってるの?あなた。私はノストラダムス様の予言の真実を追い続けるyoutuber。ルナ。アンゴルモアの大王を否定するなんてノストラダムス様を否定するのと同じ。絶対に許さないわ!」
ノストラダムス
「うるせえな!デカい声出すなよ!お前も社会的に死ぬぞ!だから、アンゴルモアの大王なんて中二病で書いちゃっただけだって言ってんの!本当もうやめて。また死んじゃうから。」
ルナ
「あなたにそんなことを言われる筋合いはないわ!」
ノストラダムス
「俺が本人だって言ってんの!俺はノストラダムスの生まれ変わりなの!さっき転生してきたの!信さんとクレオ様に煽られて気が付いたらこんなことに…もう涙も枯れたわ。」
ルナ
(え?転生?生まれ変わり?ヤバい。イタいってこういうことを言うの?もしかして私って周りにこういう風に見られていたの?)
ノストラダムス
「分かった?だからもう、アンゴルモアのこと掘り返すのやめて。それ封印しに転生してきたんだから。」
ルナ
「え、ええ。分かったわ。もう言わない。それが私のためになるって分かったから。ありがとう。」
ノストラダムス
「ん?なんかわかんないけど、どういたしまして。分かってくれたなら…って何あの空!!!なんかすげえゴモォってしてる!なんなの!」
ルナ
「なによあれ…」
次回に続く。
が、心配はいらない。決してバトルなどしない。なぜなら彼はニートだから。