表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/18

第一話 許されない男

頭を空っぽにして読んでください。


大丈夫です。


出てくる奴らの頭も空っぽです。


天界。


そこは、偉人たちが酒を酌み交わし、歴史を振り返りながらダラダラと過ごせる場所——のはずだった。

 

ノストラダムス

「……もうやめてくれよおおおおお!!!」



織田信長

「のっち、またアンゴルモアでいじられてんの? 相変わらず大人気じゃーん。」



ノストラダムス

「人気とかじゃねえから!!あれ、書いたの500年前だからな!? 

しかも、当時の俺、どうかしてたんだよ!なんか闇の波動とか感じる年頃だったんだよ!!」



クレオパトラ

「中二ってやつね。下界では未だに陰謀論界隈で擦られ続けてるらしいじゃない。」



ノストラダムス

「もうやめてえええ!!1999年って書いたのに!!もう26年も過ぎてるのに!!」



信長

「……まぁでもさ、アンゴルモアの大王ってお前。ぷっ。」



ノストラダムス

「信さんもだろ!“第六天魔王”とか、自分で名乗ってたじゃん!」



豊臣秀吉

「てめぇ、御屋形様を侮辱したな……?」



ノストラダムスの首元に刀の刃が突き付けられる。



ノストラダムス

「待って待って、嘘じゃん。俺死んでからも死ぬの?」



信長

「サル!落ち着け落ち着け!俺は気にしてないから!」



秀吉

「……殿がそう言うなら。これ。草履っす。温めておいたっす。」



信長

「ってかさ、のっち。現代に転生してさ、もうアンゴルモア来ないよって言ってきたら?

もう自分で黒歴史封印した方が早いんじゃね?」



ノストラダムス

「それいける?いきなり俺が行って、すいませーん。ノストラダムスと申しますが、アンゴルモアの件でお話がありましてー。っていける!?」



クレオパトラ

「それ、youtubeでやりなさいよ。絶対バズるわ。今の内に“ノストラダムス降臨!?本人公認黒歴史ww”ってサムネ作ってあげるからデータ持って行きなさいな。」


ノストラダムス

「クレオ様本気で言ってるように聞こえるからやめて。ちょっとありかなって思っちゃったから!もういい!飲みまーす!!」


その時、神のいる神殿の方向でまばゆい光が放たれた。


信長

「あーこれ、じじい絶対準備してるわ。」


クレオパトラ

「そうねえ。じゃあ私たちは神のご意向に従ってと。」


信長・クレオパトラ

「アンゴルモアが聞こえない!はい、飲んで、飲んで飲んで!飲んで!」


天界の空は、今日も平和である。


——この後酔った勢いでノストラダムスが転生することはまだ誰も知らない。


が、みんな薄々気付いていた。


頭空っぽで読んでほしい小説です!笑

少しでも笑えたら、続きも読んでくれると嬉しいです!

感想や評価も気軽にどうぞ~!励みになります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ