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玄関ダッシュ五秒の女子高にオレひとり  作者: なるるん
女子会パジャマパーティ in 別荘
292/349

第292話:真綾の歳は?誕生日は?



 やっぱり。


 泊るんじゃなかった、と、後悔先に立たず。


 結局また、リビングのソファに、座らされて。


「はい、持って来たよ」


 部屋まで携帯端末を取りに行っていたおさげ子先輩が。


 金髪子先輩と、ぱっつん子先輩の分も持って戻られて。


「サンキュー、ツグミん」

「ありがとう、ツグミ」


 分配。


 どうせヒマだし、あたしも。


「あたしも端末、取りに行ってよいです?」


「ちゃんと戻って来なさいよ」

「逃げたら許さないからね」


「はいはい」


 あたしにと、用意されている、お部屋。


 コンセントから端末を抜いて。


「このままばっくれても気付かれないような」


 でも。


 気付かれたら、後が、怖いと言えば、怖い。


 何をされるやら。


 ナニをされるやら。


 その件につきまして。


 現在、調査中の、先輩方。


 しぶしぶながら、一応、リビングに戻ると。


真綾(まあや)って今度高二で、今もう、十六歳だよね?」


 いきなり、おさげ子先輩に歳を訊かれる。


「はい、先月、十六になりました」


 素直に答えると、金髪子先輩が、驚いたように。


「え? 先月誕生日だったの?」

「そういえば、誕生日って聞いた事なかったですわね。いつでしたの?」


 ぱっつん子先輩も、加わって、何故かあたしの誕生日の話に。


 そういえば、先輩たちの誕生日も、知らなかったりする。


 とりあえず、隠すものでもなし、あたしの誕生日は。


「三月十日ですけど」


「あら、わたくしと近いですわね。わたくしは三月二日ですわ」

「ウチは二月二十日(はつか)~」

「わたしも二月で二十七日、ね」


 あらら、皆さん、お近いのですね。


 あたしより一年先輩だから、十七歳、か。


「で、あたしの誕生日が、何か?」


 素朴な、疑問に、金髪子先輩が。


「いあ、調べてみたらさ、十六歳()()だと、やっぱりアウトっぽいのよね」


「そうそう、なので、十六歳を超えてれば、オッケーらしい」


 えぇー。


「未成年って、十八歳未満じゃなかったでしたっけ?」


「っと、真綾も携帯持って来たなら、アドレス送っちゃるわー」


 ぴこん。


 メッセージアプリを通じて、アドレスが。


 タップしてみると。


 『未成年エッチ』の検索結果一覧。


 未成年、エッチ、って……。


 うぅむ。


 で、その一番上が。


「警視庁?」


「警()庁ね。そのリストの一番上、開いてみ」


 あ、よく見たら、警察庁、か。


 開いてみたらば。


 あぁ、なるほど。


「十六歳に()()()()()()()、ってことは、昔はもっと年齢が低かったってことです?」


「以前は十三歳だったみたい」


 どひぃ。


 十三って、中二か中三くらい?


「今は、十六歳未満の場合、本人の同意があっても、犯罪」


「十六歳以上の場合は、同意があれば、オッケー」


「つまり、真綾の場合、オッケー」


 先輩方のおっしゃる通りの事が、書かれてある、PDF書類。


 すごくわかりやすくまとまってる感じ。


 警察庁から開いたけど、法務省って書いてあるね。


 あぁ、法律的な内容なので、法務省扱いで、取り締まりとかは警察庁、って事か。


 なるほど。


 じゃ、ない。


「あたしが同意すれば、でしょ?」


 ずばり。


 あたしが、同意さえしなければ。


 って、事で、もう寝ませんか?


 さすがに、眠いっす……。


「同意かぁ」

「うーん、やっぱりそこだよねぇ」


 あら、先輩方、まだおネムじゃない?


 先輩たちも疲れてるはずなのになぁ。


「ところで真綾(まあや)さん」


 はい?


「何でしょう、サクラ先輩」


「男子の格好で『あたし』って、違和感ありますわね」


 あ。






※とある理由により、公開時間を18時から17時に変更させていただきます。

いあ、投稿処理する時に、18時だと、時刻バーをスクロールしないといけなくて面倒になってきたんすよねw 17時だとスクロール無しで選択できるw

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