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玄関ダッシュ五秒の女子高にオレひとり  作者: なるるん
春休み、お花見バーベキュー大会
263/349

第263話:自己紹介大会②女装男子チーム?



 お花見バーベキュー大会、開催中。


 程よく焼けたお肉、お野菜を、頬張りつつ。


 今日、初顔合わせの方もいらっしゃるって事で。


 簡単な、自己紹介。


 と言うか、関係性の、説明に近いかな。


 あたしん()、園田()の、面々。


 しの女の、八時間目のメンバーと、シズさん。


 それから、ミツキさんも一緒に、男子チームまで紹介。


 男子チームの中に居るも。


 女性であるミツキさんとも違い、男子とも言い難い。


 レイちゃんと、川村ちゃん。


「えっと、菅原レイ、です。真綾ちゃんとは、こっちの川村ちゃんを通じて知り合って、お友達になりました。川村ちゃんと同じ工業高校に通ってます。ほら、川村ちゃん」


 ぽん、と、レイちゃんに背中と言うか、お尻を叩かれた川村ちゃんが。


「えっと、川村タカ……タカシ、です」


 レイちゃんの声は、比較的女の子っぽいんだけど。


 あたしもだけど、川村ちゃんは、もっと男っぽい。


 と、言うか、男だし、ね。


「ぶほっ、三人も!?」

「世の中、狭すぎませんか?」

「見た目、まったくわからんな」


 本日お初の、お三方、驚かれるも、無理はなく。


「川村ちゃんは、今日が女の子デビューなんですよー」

「お、おぅ……」


 照れまくりの、川村ちゃん。


 今日がお披露目だし、仕方ない、かな。


 そんな川村ちゃんを見て。


「ふぇえ、そうは見えないね」

「下手したら、わたくしたちより……」

「そりゃ歳(ちゃ)いすぎるしなー」


 お三方も、さらにびっくり?


「じゃあ、そんな川村ちゃんや、あたしも、レイちゃんも、とーっても、お世話になってる雪人さんご一家です。雪人さん、よろしく」


 うまい具合に、繋がった? かな。


 アキラくんを抱きかかえたままの雪人さん。


 見た目で言えば、素敵な、お姉様?


 セミロングの髪は、ウィッグじゃなくて、地毛だって。


 すぐ横の、アカネさんと比べても。


 遜色なく、女性。


 だけど、その(つや)やかな唇から紡がれる、言葉は。


「はい、では、えぇっと、佐川雪人、と、こっちは妻のアカネ、それから、この子は息子(﹅﹅)の、アキラです」


 いやもう、本当。


 知らなかったら、目が点になる、よね。


 ホンダさんと、そのお連れのお三方。


 目が点、と言うか、目がくるくる?


 そして、あんぐり。


 そりゃぁ、美女が、その横に居る女性を()です、とか。


 それに、どこからどう見ても美幼女を、息子(﹅﹅)です、とか。


 それも慣れているのか、雪人さん。


 さらっと。


「そっちがボクたちの母親で、雪枝と、美里です」


 雪人さんと、アカネさんの、お母さま。


 お二人は、普通に、女性。


「母たちは、少女向けのアパレル会社やってます」


 先ずは、そんなお母さまたちの、お仕事。


「どもぉ、雪枝、ですぅ。真綾ちゃんとレイちゃんにはぁ、うちのカタログモデルをぉ、やってもらって、ますぅ」

「ふたりとも、人気なんだよー。後でカタログ、お配りしますねー」


 あはは。人気は、どうかな?


「それから、ボクとアカネは母たちの会社の子会社で、女装グッズの専門店やってます。真綾ちゃんたちはお得意様なんですよ」


 あぁ、だから、かー。


 と。


 ある意味、納得できる流れに、できた?


「それでは……」


 残るは。


「母さん、ホンダさんのご紹介、お願い、ね」


「ええ、それでは……わたしの勤め先でお世話になっている、本多さんです。本多さん、よろしくお願いします」


「は、はい。えーっと、それじゃぁ……と、言うか、その前に」


 え?


「そろそろ、焼きあがってる感じですね」


 あ。


 なんか、うまい具合に。


 インターバル?






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