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玄関ダッシュ五秒の女子高にオレひとり  作者: なるるん
春休み、お花見バーベキュー大会
256/349

第256話:園田家、お花見会場到着



 さて。


 やって参りましたるは『お花見バーベキュー大会』の会場。


 で、あるところの、金髪子先輩のお家の、山間(やまあい)にある、別荘。


 母さんの車で、早朝から出発して。


 集合予定時刻よりは、ちょっと早く、現場到着。


 山間(やまあい)、とは、いえ。


 さほどの標高でも、なく。


 丘の上、って感じかな?


 が、故に。


 ここまで来る、道路沿いにも、サクラがたっくさん咲いてて。


 ちょうど、満開に近い状態で。


 桜吹雪。


 わずかな風に吹かれて。


 散り、舞う、桜色の、花びら。


 そして、会場の別荘も。


「予想はしてたけど、大きいなぁ」

「すごい別荘ね」


 門からして、大きいし。


 さらに、お庭の隅にも、たくさんの桜の樹。


 その門の前に車を止めて、窓を開けて。


「おはようございまーす」


 すでに到着して、集まっている、面々に声をかけて。


「おー、まあや、おはよー」

「おはよー、早いねー」

「おはよー」


 おはようの、合唱。


 会場の主でもあらせられる、金髪子先輩はじめ、運転手のシズさんも含めて、先輩と先生チーム。


「車とバイク、どこに置けばいいですかー」


 ちらりと、門の奥を見れば。


 広いお庭の、その片隅に、すでに車が一台、止められているので。


「並べてもらえばいいよー、バイクは隅の方に適当でー」


「はーい、ありがとうございまーす」


 母さん、おねえちゃんにも聞こえたらしく。


 母さんは、するっと車を動かして、先の車の隣に、同じ向きで。


 車は、お庭の中央にお尻を向けて。


 トランクを、開いたままに。


 なるほど。


 こうしておけば、荷物も出し入れしやすい、ってこと、ね。


 できるだけ、近く。


 でも、近すぎない程度に。


 母さん、何気に運転も駐車も、上手だなぁ。


 さすが、おじいちゃん直伝?


 ユイナおねえちゃんも、バイクを『適当な隅っこ』に移動させて。


 必要最低限の荷物を持って。


「エリ、おはおはー。着替えたいんだけど、どっか、場所あるかなー?」


 おねえちゃんは、革のツナギでぴちぴち。


 普通のお洋服に、お着換え必須。


「ユイナ、おはよー。こっち来て、お着換え用の部屋、用意してあるよー」


 ご準備、万端。


「おぉっ、助かるー」

「みんなにはあとで改めて紹介するけど、園田さんの叔母さんよー」

「おはようございます、よろしくお願いしますね」


 他のメンバーに、先ずは軽い、面通しの、ご挨拶。


「さ、こっちよ」


 エリ先生が、ユイナおねえちゃんを連れて、別荘の中へ。


 と、続けて。


「おはようございます」


 もう一台、車が到着。


 こちらは、みんな顔見知り。


 雪人さん、と、言うか、アカネさんが、助手席から顔を出したので。


 おはようございますの、合唱、パート、ツー?


「車、そっちに停めればいいですか?」


 既に並んでいる車たちを指差して。


「はい、横に並べてもらえればオッケーですよー」

「ありがとうございますー」


 雪人さんの車も、スムーズに母さんの車の横へ。


 そして、車から降りて来る、雪人さんファミリー。


 厳密には、雪枝さんファミリー、かな?


 家長? だからなのか、雪枝さんが、代表で。


「おはようございますぅ、今日はぁ、よろしくお願いします、ねぇ」


「おはようございます、こちらこそ、よろしくですー」


 こちらの代表は、金髪子先輩、かな。


 そして。


「おはようございましゅっ!」

 

 低い位置から、元気な、可愛らしい、声。


 見ると、春らしい、可愛らしい桜色のワンピースで姿勢よく、右手をしゅたっとあげて。


 つられて、あたしも右手をあげて。


「アキラくん、お久しぶりーおはようー」


 そしたら、みんなも。


 同じように、アキラくんに、おはよーご挨拶。


 見れば。


 アキラくんと、パパママ雪人さんアカネさんも、同じ色の、お洋服。


 デザイン自体は、少し違うけど、色合いは、同じ。


 もちろんと言うべきか、そのご()()の、雪枝さんと美里さんも、同じ色。


 さすが、服飾関係のお仕事されてるだけ、あります、ね。


 さて。


 あとは。


 男子チームと、本多さん、かな。










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