第152話:二学期を振り返ってみる~
寒い。
冬だねぇ。
はふぅ。
夏休みのあと。
あれや、これや、なんだ、かんだ、企画をこなしていたら。
もう、冬じゃないですか。
二学期末の試験期間に突入して、それが終われば、冬休み。
早っ!
って、感じる、よねぇ。
それだけ、充実していた、と、言うか。
振り回されていた、と、言うか……。
文化芸術祭。
その出し物を決める、クジ引きを、全校生徒の前で、とか。
クジで当てた出し物で、鉛筆画のモデルになったり。
学校側が突然用意した新しい制服……スラックスタイプの制服の試着とか。
その関係もあって、先輩たちの男装がなおさらに、おかしなことに。
女性が男装した上に、女装する、とか、何それ? 的な。
そんな先輩たちに付き合ってもらって、レイちゃんとの下着屋さん訪問!
これも、ある種大きなイベントだったなぁ……。
色々、初体験。
でもやっぱり、女装専門ショップの方が、落ち着いて買えるってわかったかな。
アルバイトも、ふたたび。
撮影した写真を使って作られたカタログを、また送ってもらえる、かな?
そのカタログが、クラスメイトにもバレバレで、これまた、校内に知られてるっぽい、ね。
おかげさまで?
いやいや。
そんなのだから、先生や先輩たちにブラ知識を披露したら、先生経由で校内に広まって。
拡大版の八時間目、とかで講師をやるハメに……。
入学する前、入学した頃は。
女子に混ざって、少数の男子が、細々と、ひっそりと、目立たずに。
過ごす事になるだろうなぁ、って、なんとなく、思ってたけど。
何、この、激動の女子校生活?
周囲に流されてしまってる部分も、あるんだけど。
なんか。
自分でも楽しんじゃってるところは、否めない。
知らなかった事を、新たに知ることが。
その内容が、ちょっと特殊で、アレだったとしても。
目まぐるしくもあり、楽しくもあり。
稀に、気持ち悪い、って、言われることも、あるけど。
カワイイって言ってもらえるのは、純粋に嬉しいし、ね。
まぁ、お世辞半分であったと、しても。
さあて。
期末試験が終わったら、冬休み。
そして、三学期。
はてさて。
また、何か起きたりします、やら?