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やり残したこと

作者: 大澤豊
掲載日:2019/12/17

今年、やり残したことはありますか。

ふいに聞かれた。

街の雑踏の中。怪しげな宗教のオバサン。分厚い眼鏡の奥でじっとこちらを見ている。

ない人なんて、いるんですか。

思わず聞き返していた。

オバサンは一瞬怯んだような顔をした。が、続けて我に返ったか、本領を発揮し始めた。

私達は常にスコーピオン様に願うことで、日々の後悔を消し去り••••••。

僕はオバサンを遮った。

やり残したこと、後悔、それが無くなったら、人間成長しないと思うんです。

オバサンはぽかんと僕を見た。

だから僕はこれでいいんです。

僕は続けた。

これからも、ずっと、現状に満足なんてしたくありません。

最後に笑ってみせた。

いつか、小説家になる夢を叶えたら、貴女のことを書きますね。やり残したことに縛られていた、昔の僕を彷彿させる貴女のことを。


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