こんなことが、できるんだ!
「な、なんだ!」
「いや、森の事で、大変なことが起きて、行かなきゃ!」
ま、まさかの、俺一人こんなことあるか?そういえば”なるほど、お任せを”って言って、笑った声がしたんだった!あのせいか!早く直さないと!・・・バラバラになるかも、でもだれが、こんなことをそれが分かんないといけないしな・・・で、でも、俺の勘違いだったら恥ずかしいし・・・もう、どうすればいいんだよ!
「フフッ、追いかけないんだまぁせいぜいがんばれ」
「声だ!」
・・・でも、周りに誰もいない!なんでだ!!
「あっ」
そうか、そうゆう事か、誰かが俺の気持ちを聞いてるんだな!そして、その気持ちに誰かが答えてる!
しかし、みんなをバラバラにするほどの力を持っている人となるな・・・
どうやってんだ??もしかして、最近俺たちの周りをうろうろしている、爺さんがいる、そいつが犯人か?偶然かな?って、思ってたけど・・・いる、あの爺さんがいる気配がする!
「あの!」
「・・・」
「いるんだろ、爺さん!」
「・・・」
いないのか?
「悪いけど、爺さんじゃないから。」
「わっ!・・・誰だお前は!」
「は~?敵に、名前を言うわけないじゃないか?・・・いや、まぁいいや、今日は、君だけに用があるからな、ムーン君?」
なっ!こいつなんで俺の名前を!
「今日は君に、遊んでもらいたくて来たんだ!まぁまぁ、そんなに警戒しないで、な?」
「・・・名前を言え、さもないと俺はお前をつぶす!」
仲間をバラバラにしやがった、俺は、相当頭に来た!
「言わないよ?」
ニコニコしやがって!
「わぁ~!」
ガヂッ!
こ、こいつ、素手で抑えた!
バキッ
「もうそろそろ、遊ぶ支度はできているらしいね?」
「なっ!」
剣が・・・バラバラに・・・
「あー、ごめんごめん!剣、折れちゃったね?」
・・・無理無理無理無理!
ガチャ!家にいれば・・・
「大変だね?」
「はぁ~ほんとだ・・・わー!無理~!!」
「え~鬼ごっこか~苦手だな!」
何なんだホント!
もう追われてないか・・・
「ねぇ?」
「わーーー!許してください!」
「?、僕は、遊びに来てだけって言っただろ?」
「・・・あ、遊ぶって?」
「言い換えると、君を、鍛えに来たんだよ!」
「き、鍛えに?」
「そう、君は、まだ、自分の本当の力を知らない!だから、こっちで鍛えさせてあげるんだ!」
「で、でも敵だって!」
「あー、敵というか、最近、ビターララの子来たでしょ?俺は、その子の仲間、あの子、君のところ行って、帰ってきたとき、大号泣してて!
俺は、その子の代わり、シャイト?がいたら、俺も追い出されそうだったからね!」
「あっ、あの時の女の子の仲間か!あの時はシャイトが本当に、すみませんでした!」
「いやいや、君が謝ることないでしょ?それに、俺も、剣壊しちゃったしね?」
「で、鍛えるって?その、えっと?」
こいつから、名前を聞いてないや!
「あっ、俺の名前は、アリクだよ。」
「アリクか、アリク、鍛えるってどうすんだ?」
「いい場所があるんだよ!」
へー何処だ?ここらへんでそんなところあったっけ?
・・・1時間後・・・
はぁはぁ、さすがに疲れたな、、、
「ここだよ!」
「ここか?・・・どこだよ、森じゃねえか!」
ていうか、よくこんなに、にこにこ疲れてねぇな、アリクてっ凄いな・・・
「ここに魔法撃ってね!」
「お、おい・・・」
まぁ、アリクの言うとおりにするか?
「エミーナコンチェルス」
ダンダンダンダンバーン
「うーん?君の力は、こんなんじゃないよね?」
「えっ?」
「自分が言いやすい技を作ってみてよ?」
えー、いきなり技を、作ってって・・・ていうか、技って作れんのかよ・・・
・・・「¥^-@・:;¥^¥・@:;」
「わー!すごいわ!あなたは、私達の恩人です。
どうか、お礼をさせてください!」 ・・・
まぁ、こんな風になったら、スゲーいいけど・・・
言いやすい技か、かっこよくしたいな!
「氷の妖精たちよ 今弱いものに力を貸し 悪を倒せ
そして誰が本当に強いかを 知れ クールテクタスミライ」
「おー」
ヒゥーパキ パーン
「うーん、確かに、強そうだけど遠くは打てないよね?ちょっとこっち来て!」
あーちょっと自分でもかっこよかったかも!
「ここ!ここならいいでしょ?あそこの空き家にぶっ放してよ!」
言い方、こわくね?
「じゃあ、さっきのは無しとして!新しく考えてね!」
「えっ!さっきのだ、だめなのか?」
「まぁまぁ、技はいくつあっても、いいじゃん!ね?」
まぁ、確かにな、・・・
「心の強い 優しいものを連れ 悪を成敗せよ
シュウリング スター
流れ星 」
ヒゥー パラーン キラキラキラキラ
ぱちぱちぱちぱち
「すごい!すごいよ!」
「そ、そうか?」
「うん、じゃあ毎日練習やろっか!」
「ま、毎日!」
「うん!」
「毎日ってあいつらとも会えないのか?」
「うーん、まぁそうなっちゃうけど、強くなって役にたちたいでしょ?」
確かに、俺は強くなって役に立ちたいけど、俺はあいつらに会いたい・・・
「じゃあ、夜だけ会うっていうのは?だめ・・・かな?」
「・・・分かった、アリク、よろしくな?」
「よかった!君には、期待してるからね!」
(ムーンは、急に言われた技名をすぐ考えられたんだ!それに!自分の技を急に作ったのに、一発で成功だ!・・・期待してるぞ!ムーン!)
もう、しょうがないか・・・
がんばろう!あいつらに負けないように!
「じゃあ、明日もよろしく、ムーン君!」
「おう、よろしくな、アリク!」
・・・家・・・
「ムーン、今日何してたの?」
「えっ、家で寝てたよ?」
「嘘だろ?」
「何で、嘘って言うんだよ、ルラン?」
「だって、俺がかえって来た時ベットにもいなかっただろ」
「えっ?ムーンどこに行ってたの??」
「ナイトまで?」
「だって、いなかったって言ってんじゃん」
鍛えられてたって言ったら恥ずかしいし・・・・
アリクが、シャイトによって浄化させれるかもしれないし・・
「ムーン!聞いてんの?」
「あっ、今日は町をフラフラしてたぞ!」
「えっ?いやだったら何で嘘ついたんだよ?」
あっ、やらかしてた!
「い、いや、忘れてたんだよ!」
「へー」
いや、めっちゃ疑ってんじゃん!まじで、やらかしてた~!
早く、ご飯食べて、寝よ!
「お休み!」
「あっ、逃げた・・・」
明日は、早めに行って帰ってこよ!
あっ、今何時だ?・・・
あっ、そういえばここに時間なんてないのか!
何で今まできずかなかったんだ?ていうか、全く意識して無かったのか!
今日は、早く行かないとまた怪しまれると、大変だからな!
「おーい!ムーン!迎えに来たよ!」
「えっ!」
ちょ、大声!ばれてないか?
「何で、大声出すんだよ!」
「えっ?いいじゃんどうせ寝てたでしょ?」
「いや、起きてたし、俺、今から行こうと思ってたんだよ?」
「えっ、そうなの?へーじゃあ明日行かないね?」
「うん、そうしてくれると嬉しいだ!」
「じゃあ、そうするね!」
「・・・アリクっていつも笑ってんのか?」
「えっ?うん、そうだよ!俺は、人を笑わすのが、好きだからね!」
「へ―、良いやつだな?」
シャイト、ビターララに、悪意を感じてるっぽいけどいいひとじゃん!
「何で?そんなことを聞いてくるの?」
「いや、シャイトが(悪いやつ)って言ってたから」
「・・・」
どうしたんだ?悪いやつって言ってたこと言わなければよかったか?
気まずい空気がきつく感じる、このまま、ずっと技の練習をしないといけないのか?
「あ、アリクど、どうかしたか?いけない事言ったか?怒ってんのか?
どうしたんだよ?」
「うん?俺は、なんもないよ!ちょっと考えてただけ!」
「そうか、」
「じゃあ今日もあの空き家に!ぶちまけよう!」
じゃあ、やろう
「心の強い 優しいものを連れ 悪を成敗せよ
シュウリングスター
流れ星 」
ヒゥー パラーン キラキラキラキラ
「おー、今日もすごいけど、なんか昨日と違うんだよな~」
「えっ?何が、違かったの?アリク」
「なんか、気持ちが入ってないような?」
「う~ん、確かに、今日は気持ちよくなかった!」
「よし、俺が君の技を使ってみようかな?」
「そ、そんなことできんのか?」
「うん!」
「やってくれ!」
「心の強い 優しいものを連れ 悪を成敗せよ
シュウリングスター
流れ星 」
ヒュー パラーン キラキラキラキラ!
えっ!俺より確実にうえだ!
「・・・う~ん、なんできみは力が出せないんだろう?」
はぁ?俺の技が、強くできたからってなんなんだよ!
確かに、アリクより俺は、弱いけどこれは、俺の技なんだ!
むかつく!・・・けど今戦ったって絶対に負ける、それに俺の為に悩んでる、イラつくけど、自覚はしてないんだ!
落ちつけ俺!
「あっ!」
「な、なんだ!」
びっくりした!!急すぎだろ!
「カード!冒険者カード見せて!」
「お、おういいけど」
確か、ポケットに・・・あったあった!
「見せて!」
いや、奪って・・・
「ほら!スキルアップしてないじゃん!」
「えっ?ほんとだ!」
「これは、町に行かないとできないからいこうか!」
「うん!」
「あれ?意外と町スキ?」
「いや、普通だぞ」
「まぁいこうか」
町は、よく見ると、良いところあって、好きまではいかないけど、嫌いじゃないんだよな!
こんな道あったんだ!大通りか?
ここの居酒屋、よさげだな!
「ねぇ、ここ来たことないの?」
「来たことはあるけど、ゆっくりはないな!」
「じゃあ、俺が君にとっておきなところを紹介しよう!」
「いや、今はいいよ、スキルアップのために来たんだろ?」
「そっか!じゃあ、それは、また今度にして・・・あっ、ここから行くと、ほら!ギルドステーションについたよ!」
ここが、ギルドステーション?俺には、居酒屋にしか見えないんだが?
「最初に来たでしょ?」
「あっ!確かに来た!あそこだったのか!」
「ここは、最初の街とも呼ばれてるからね!」
そうか!裏口を通るとここに来るのか!
じゃあ、さっさと済ませて技を極めよう!
・・・1時間後・・・
「はぁ~こんなに時間がかかるって」
「お疲れ様!」
何でこんなに元気なんだよ・・・
「今日は、時間的にもうダメかな?」
「そうだな、俺が怒られる!」
「じゃあ、また明日!じゃあね!」
「明日は、迎えに来なくていいからな!」
・・・家・・・
昨日みたいになんか言われるかな?
「た、ただいまー」
「おかえり!」
「もう、ご飯だよ?」
「今日、遅かったね?」
「町に行ってた」
「へー、今日は、何しに行ってたの?」
「今日は、スキルアップしに行ってただけだ」
「へー、でもここら辺気を付けないといけないらしいよ」
「そうそう、ほんと怖いよね」
シャイトと、エクスが、話してるのは何の事だろ?
「おい、何のことだ?」
「知らないの?昨日から、朝に魔法を使って小屋を、爆破させようとする人がいるらしいわ」
「ムーンも、気を付けてね!」
フーン最近、あさか~俺も気を付けないと・・・
いや、小屋に魔法?それって・・・俺!
朝でしょ、小屋でしょ、まほうでしょ、昨日から・・・
うん!俺だ!やらかした!結構、ばれてたんだな
「ムーン意外となんか知ってる?」
「えっ!知らねぇよ?」
やべ、俺びっくりしすぎて声を、荒げちゃった!逆に、怪しまれそうだな・・・
「・・・」
よかった!バラてないらしい
・・・(いや、みんな知ってるよ!!)・・・
あ~、明日どうしよ?
アリクにも、ちゃんと言わないと!
・・・次の日・・・
「ふぁ~
今日のいかないと、そうだ!今日は、アリクに、あの事言わないと!
トントントントン
しかし、今になって思うけど、ここって広いよな・・・
半分ぐらいしか行ったことないかも
あっ!
「・・・今日は、何処に行くの!」
「えっ?い、いや、散歩、だよ、散歩!」
「じゃあ、今日は、洞窟!行けるよね?」
ムぅってしてる・・・ていうか、何でシャイトが、ここにいるんだよ?
アリク、との約束どうしよう?
「・・・どうしたの?いけるんだよね?」
「うん?いけるよ、何で?」
「いや、なんか、悩んでそうだったから、ねぇ?」
「うん、なんか・・・ねぇ?」
そんなに、顔に出てたか?
「そうか、まぁとりあえず行こうか?」
「う、うん」
「いこういこう!」
ナイトは、楽しそうだな・・・さて、俺は、どうやってアリクに知らせるか・・・
・・・(ムーンは、アリクっていう子とのこと、まだ知らないと思ってるのかしら?異世界に来た時から、知ってんのに!鈍感だなー)・・・
あっ!じゃあ、心に伝えよう!
・・・アリク!今日はいけないから、帰ってくれ!・・・
・・・(ん?聞こえてる~え~)・・・
「ムーン?どうしたの?アリ!」
「ナイトちゃん!ちょっと早く行こうか!」
「えっ?でも・・・」
「行こうか!」
「おいナイト!・・・なんなんだ?」
「あ、あり!アリが部屋にいるんだよね?ナイトちゃん!」
「う、うん?」
なんだ、アリか・・・アリクの事ばれたかと思った、ふぅー・・・