プロローグ
惑星ガンマ
地球に比較的似た環境をもち
酸素と水が豊富に存在する星
しかしそこに地球のような生命体はいない
酸素を放出する黒い結晶と
紫色の水が存在する砂の惑星である
そう見える
地球から遥か彼方あまたの銀河の1つにその星はあった
1つの太陽の周りを回る星には酸素があり水があり
されど生命が存在しないという不思議な星だった
西暦30000年地球からの調査隊がその星に降り立った
大地には黒い結晶が生え時々その結晶は煌めく
所々生命が存在した形跡があるもののそれらしいものは存在しない
調査隊が探索を続ける中突如地響きと共に地面が盛り上がり調査隊は消息を立った
その後通信はしばらく続きカメラに写されたのは巨大な人の形をした何かだった
その巨大な人の形をした何かは調査衛星にふと顔を向ける
全体的に赤と白と黒を基調とした外骨格に覆われた巨人の
背中には黒い結晶が生えている
通信はリアルタイムで送信され地球人のスペースコロニー伝達されすぐに救助部隊が送られた
今日も頑張るとするか
黒い結晶を1本へし折ると口に運ぶ
ボリボリと咀嚼していると足元で次々に起き上がる同志達
俺の踝ぐらいの背丈の同志や膝ぐらいの同志
形状は様々でそれぞれ能力が違う
私の肩の高さに飛んでいる女体を模した同志虫の羽の様なものがはえているは偵察に特化しているドローン
足元には部厚い甲殻に覆われたロイヤルガード
戦闘に特化した個体ソルジャー
労働階級のワーカー
保護専門個体ナース
育成個体クイーンなどが存在する
それぞれがそれぞれに特化した形をもつ
コロニーの中でキングと呼ばれる個体だ
仕事は同志の活動開始の合図と個体数の管理だな侵略者と最前線で戦ったりするこれでも中間管理職のようなもので
こういったコロニーが星の各所に存在している
そこにそれぞれに私の同一個体を中心にしたコロニーが存在している
お互いコロニー同士で争うことはなく平和に星を制御いている
エイリアンどもが来ない限り平和なのだ
私の目の前8体のヒューマノイド
偵察型が私の変わりに動かないヒューマノイドの甲殻を剥がす
甲殻をはがしてみると二種類の個体が存在していることがわかった
以前空から私のコロニーに攻撃してきた侵略者に似ている
しかし表皮の色は白や黒、以前表れたエイリアンとはずいぶんホルムもスリムだ意識はあるようだな
『ヒーラー彼らの介抱を頼むとりあえずワーカー牢をつくって拘束しておいてくれ』
私は再び空を見上げる
上空に構えるエイリアンの巣私はエンペラーに視覚情報を送る
『ウィンスの王よ!対話ができそうなら平和的にお帰り願え、場合によってはすぐに戦えるように兵士の確保を各地に伝達しておいた』
頭に響くエンペラーの声
『は!』
私は檻に入ったヒューマノイドにサイコメトリーを使う
なるほど侵略者か
『起きろ!起きるんだ!』
ヒューマノイドもとい地球人は目を覚ました
この地球人は
マイケルと言うらしい
『我々の星になぜ来た?我々は侵略者には容赦しない』
エイリアン全員に問う
『この星を第2の地球にしたい原生生物がいるとは思わなかったがまぁ皆殺しにすればいい』
なるほど1匹の雄の答えだが仲良くなるとかそんな答えもあったがやはり危険そうだな地球は
『我々は星さえも滅ぼす事ができる、大人しく帰り二度とちょっかいを出さないなら我々はあなた方になにもしない』
エンペラーから見せしめの許可がおりた
『破壊許可がおりた私としては不可侵を結びたかったがどうする?』
『ここは降伏するふりをしてたてなおしてから』
『男!聞こえているぞ?これはテレパシーなのだ思考がだだもれだぞ!だが貴様らがその気なら』
彼らの回りにいたソルジャーが立ち上がる
『我々は全力で応戦しよう』
『待ちなさい私は平和的に解決できると思います例えば彼女などはあなたに同意しています』
今割り込んで来たのがうちのコロニーのクイーン
彼女の見た目はヒューマノイドとオクトイドを混ぜ合わせたような姿をしている
ヒューマノイドなら美しいと感じる顔立ち
オクトイドナラ美しいと感じる触手
彼女が自分の便利と思ったエイリアンの特徴を取り込んだけっかだ
そして私から見てもなかなか美しいと思う
クイーンの意見ももっともなのだが
『そうだなそいつとそいつとそいつを捕まえておけ後はしばらく歓迎しよう』
戦争したがる危険因子は牢屋に残し後は全員解放した
主人公
ウィンス
種族、ハイブリットノイド
所属、ウィンス地区ガンマ集合体
階級、キング
ウィンス地区ガンマの生態系の頂点に君臨する超生命体
1ヶ月眠り
1ヶ月活動する
身長12メートル
体重なんだ?それは?
白と赤と黒の外骨格に覆われた体で
サイコキネシス
パイロキネシス
テレポート
アーポート
テレパス
サイコメトリー
その他にも様々な超能力が使える
性格は命を大切に自分のできることはなんでもやるたちである
クイーン
種族ハイブリットノイド
階級、クイーン
所属ウィンス地区ガンマ集合体
人の女性を模した顔と胴体を持ち手足と髪の毛は蛸や烏賊の触腕と植物の根を合わせたような外見
腰から下は後方に伸びたラバーチェンバー(幼生育成部)とクリサリスチェンバー(中間体収容部)がある子育てのエキスパート
全長24メートル
性格は穏やかで温厚な母性溢れるが怒ると恐い