どうしよう!
「どうしよう!50歳年下の子に恋しちゃった!」
「え」
「17歳だって!やばーい!幼児じゃん、幼児!どうしよう、私ショタコンなのかな?」
「相手って人間?」
「うん」
「だったら17歳でも幼児じゃないよ。寿命で比例すると私達と同じくらいの年齢だよ」
「なーんだ。よかった!」
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「どうしよう!料理ができる女の子アピールするためにお菓子作ったら捨てられちゃった!」
「え」
「中も見ないでポイって!ひどーい!でも好き!」
「そっか……。まあ、何だ。目の前で捨てられるなんて災難だったな……元気出せよ」
「ん?違うよ?こっそりポストに入れといたの!」
「ポスト………ストーカー…………」
「どうしたの?」
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「どうしよう!この前読んだ恋愛指南書に相手との交流が大事って書いてあったから交換日記で交流深めようとしたら捨てられちゃった!」
「え」
「ほらほら見て見て!こわーい!真っ二つだよー!」
「ピンク………ハートが沢山…………愛の交換日記とか………うん、すごいね」
「でしょー!」
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「どうしよう!彼のお母さんに会っちゃった!しかも仲良く喋っちゃった!」
「え」
「道端でバッタリ!すごーい!偶然ってあるもんだねー!お母さんちょー優しかった!話し込んじゃったよー!」
「外堀から埋めてやがる…………」
「んん?どゆこと?」
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「どうしよう!告白されてるの見ちゃったよ!相手可愛い女の子だったー!」
「え」
「何かね『先輩……ずっと好きでした』だって!まずーい!取られちゃったらどうしよう!」
「取られるもなにも無いんじゃ………もういっそ告白でもしてみたら?まあ私ならあんたみたいなのとは付き合わないけど」
「えー!なんで?」
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「どうしよう!告白したらOKされちゃった!しかも今までのこと全部バレちゃってた!てへ!」
「え」
「何かね、『俺って愛されてるんだな』だって!かっこいーい!きゅんきゅんしちゃったよー!」
「マジか。マジなのか。こんなストーカーでいいのか」
「いいって!ずっと見てたんだって、私のこと!今までの冷たい態度は嫉妬してほしかったんだって!きゃ!かわいーい!」
「え、それって…………」