主な登場人物と単語
[主な登場人物]
アイザック・リーヴス(Isaac Reeves)CID所属
スコットランドヤードの二級警部。以前は期待の新鋭として職務を全うしていたが、ある事件を境に第一線を退く。射撃においてヤード内で彼の右に出る者はいない。重度のアルコール依存症の為、片時も酒の入った小瓶を手放せない。同期のペスター警部曰く「酒への執着さえなければそこそこいい男なんじゃない」。
ベネット・キース・キングストン(Bennet keith kingston)
スコットランドヤードの巡査。リーヴスの部下。リーヴスからの無茶難題に嫌な顔ひとつせず、常に従順な態度をみせる優れた人物。上司のリーヴス警部曰く「キングストン君ほど優秀な部下は他にいない。なんせ彼は”寡黙”という素晴らしい才能を持ち合わせているからね」。
ヴィヴィアン・リーラ・ペスター(Vivian Leila Pester)CID所属
スコットランドヤードの一級警部。リーヴスとは同期の為、なにかと対抗意識をもつ女性。小柄な体躯に似合わず、騎馬の腕前はかなりのもの。キングストン巡査曰く「警官として尊敬はしていますが、女性としてと聞かれますとお答えしかねます」。
[スコットランドヤードの人々]※階級順に記載
シーザー・アデルバード・クラックソン 警視総監。
ブレッド・ブレイン 警視副総監。ペスターの上司であり、CIDの部長。
ゴドフリー・アルジャノン・レイン 警視監。サディアスの上司。
サディアス・グレッグ・ジョーンズ 警視監補。レイチェルの父親。
デリック・パウエル 警視正。CID所属。リーヴスの上司。
ジョン・タウン 警察嘱託医。主に検死を担当。リーヴスとは旧友。
[その他の人々・動物]
クレア・ジョーンズ夫人 サディアスの妻。
レイチェル・ティナ・ジョーンズ サディアスの一人娘。リーヴスの婚約者。
エリン・オースティン レイチェル付きのメイド。
オリヴィア ペスター警部の愛馬。
ジェシカ・イーヴィー・ハットン リーヴスと定期的に連絡をとる謎の女性。
[作中に登場する用語]
スコットランドヤード(Scotland Yard) ロンドン警視庁またはその本部を示す換喩のひとつ。
犯罪捜査部[クリミナル・インヴエステイゲイシヨン・デパートメント] 略称CID。
二輪辻馬車[ハンサム・キャブ] 客に指示されたところまで走行し運賃をとる二輪馬車。