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200文字シリーズ

ゴミ [二百文字]

作者: 紅華

 「愛してる」


 君は私に言ったよね。


 けれど、その意味を理解してたの?



 「好きで好きで…」


 この言葉は一体?


 今じゃ、夢でしか会えないよ。



 桜の下で綴った想いは? 海で交わした私達の唇は?


 紅葉の中、共に歩いた山道は? 君と一緒に作った雪だるまは?



 『私達の思い出は、もう()けてしまったの?』


 君は結局、女なら誰でもよかったんじゃない?


 私じゃなくても、あの子じゃなくても、どの子でも。


 結局、君は飽きたら捨てるだけなの。

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