前へ目次 次へ 9/23 終章 前へ この自叙伝は、まだ未完成だ。 なぜなら、僕はまだ生きているからだ。 失ったものは大きい。 けれど、すべてが終わったわけじゃない。 壊れたあとでも、人は歩ける。 ゆっくりでもいい。 立ち止まりながらでもいい。 それでも僕は、前へ進む。 理不尽にぶつかり、制度に阻まれ、 「もう味方なんていない」と思う日があっても、 それでも―― 必ず、どこかに味方はいる。 だから僕は、信じて進む。 自分を。 そして、これから出会う誰かに会うため、それでも前へ。