第56話:毒虫、ガーディス狩り、西側は牙を研ぎ続けてきた
「ヴォルガン陛下もお帰りになられたし、そろそろ始めても良い頃合いかと」
深い夜の静寂が降り積もるレグス商会、その最奥に位置する執務室に、湿り気を帯びた影のような声が響いた。
主であるメリーの机を囲むように、灯火が揺らめいている。卓上のランプが放つ淡い橙色の光は、壁際に控える『海鳥』たちの無機質な面々を、濃い陰影の中に浮かび上がらせていた。
声の主であるジャックは、その影の一部であるかのように佇んでいる。
かつて闇の世界でその名を馳せた男の気配は、もはや人のそれというよりは、古びた館に潜む湿った風に近い。
「そうだな。調査の状況はどうなっている?」
正面に据えられた自身のデスクで、ブラッドレイ子爵バルカスが短く応じた。
最高級の布地で仕立てられたスーツを纏い、一点の曇りもない革靴を履きこなすその姿は、この地の支配者たる圧倒的な余裕を漂わせている。彼は手元に置かれたワイングラスの縁を細い指先でなぞりながら、鋭い知性を宿した双眸をジャックへと向けた。
「あの女――メリー様の義母であった女の喉元から引きずり出したリスト。そこに記された面々に『海鳥』を配し、三年という月日をかけてその動向を追い続けてまいりました。ようやく、奴らが描く歪な絵図の全容が、月の光に晒される程度には明らかになりました」
ジャックが懐から取り出したのは、使い古され、端が擦り切れた数枚の紙であった。
かつてメリーから全てを奪おうとした義母が、恐怖のあまりに吐き散らした毒の記憶。
それをジャックは、一滴も零さぬよう丁寧に掬い取り、潜伏という名の網を広げていたのだ。
「ガーディス共は、あたかも石の隙間に根を張る雑草のごとく、市井の隅々にまでその触手を伸ばしております。奴らが為すことは、ただ一つ。王国と帝国の間に疑心の種を撒き、あるいは中央の貴族と西側の間に拭いがたい対立の炎を煽ること。それのみにございます」
ジャックの報告が、夜の空気をじりじりとなぞる。
そこには人の情念や正義といった色彩は削ぎ落とされ、ただ積み上げられた事実の刃だけが並べられていた。
「そんな無意味な諍いを引き起こして、奴らに何の得があるというのだ? 混乱は国を蝕む。地が乱れれば、奴ら自身の足場も崩れるだろうに」
バルカスが不快げに眉を寄せ、低い声で問う。
この地を統べる者としての理路からすれば、平穏こそが守るべき礎。
破滅を望むその心理は、彼には理解しがたいものであった。
「奴らにとって、混乱は収穫のための肥やしに過ぎません。諍いの中で目覚ましい働きを見せた者には、ガーディス侯爵領なる実体の定かならぬ地より、爵位を分け与えるという約束があるようですな」
「馬鹿げている。爵位などというものは、王の権威あっての代物だ。どこの馬の骨とも知れぬ者が、雨後の筍のように貴族を自称するなど、到底許されることではない」
「ええ、全くその通りにございます。ゆえに奴らは、正当な血筋を書き換えるという手段を選ぶ。多くの場合、既存の貴族の縁者や隠し子として潜り込み、推薦を隠れ蓑にした欺瞞をもってその家系図に名を連ねる」
ジャックの指先が、紙に記された一人の名の上で止まった。
「そこから先は、毒が体を巡るのを待つだけのこと。密かに家を乗っ取り、本来の主を排除し、その家そのものを自らの器へと作り替える。寄生虫が宿主を食い破るように、自らが主として君臨するのと、何ら変わりはございません」
「……メリー君の家が、そうであったようにな」
バルカスの視線が、対面に座る少女へと向けられた。
十八という年齢に相応しい、息を呑むほどに完成された気高い美貌。
ピンクブロンドの髪がランプの光を弾き、エメラルドグリーンの瞳の奥には、かつて理不尽に家を奪われ、路頭に迷わされた時に刻まれた烈火の記憶が、今は静かなる意志となって沈んでいる。
「現在、その毒牙が深く突き刺さっているのが、デムハイト伯爵家にございます。乗っ取りの計略はすでに最終段階。手を打つのであれば、ここを起点とするのが最も効果的かと」
ジャックが広げた地図の上、デムハイト領を示す箇所を指さした。
「何!? デムハイト領といえば、ギルガルド領の東、アイゼンハイド侯爵領の北に位置する要衝ではないか……」
バルカスの声に緊張が走る。
地図を見つめるその眼光は、即座にその地の持つ戦略的重みを弾き出していた。
そこが敵の手へと落ちれば、西側の喉元に常に刃を突きつけられているも同然であった。
「左様でございます。ここが我らの盾となるか、あるいは敵の橋頭堡となるかは、今後の戦局を左右する決定打となるでしょうな」
「獲れないのか? その地を」
「道は二つ。一つは、アルベルト様の軍勢を以て力ずくで踏み潰し、支配下に置くこと。しかし、それでは正当な理由なき侵略と取られかねず、禍根を残しましょう」
ジャックの言葉は、戦の帰結までを見据えている。
「もう一つの道は、『海鳥』の手によって、デムハイト伯爵家に深く潜り込んだガーディスの寄生虫どもを排除すること。その上で、正当な後継者をアイゼンハイド侯爵家の庇護下に置かせ、実質的な傘下へと下らせる。こちらの方が、血の匂いを最小限に抑えつつ、確実な果実を得られるかと」
「排除すべき敵の規模は?」
「後妻として入り込んだ女、その弟、内通している執事と衛兵数人。……その程度であれば、今夜のうちにでも消し去ることが可能にございます」
その言葉には、一切の躊躇も、誇張もない。
かつて王国の影として生きた男にとって、それはただの「片付け」に過ぎないのだ。
「やろう。というか、やれるのか? 排除した後の話だ。アイゼンハイド侯爵を説得し、その領地を預けるとなれば、相応の重みが必要となる。私が行ったところで、侯爵は容易には首を縦に振らんだろう。彼は王国の誇り高き大貴族なのだからな」
バルカスが苦り切った顔で吐き出した。
アイゼンハイド侯爵は西の盾として信頼に足る人物だが、同時に家柄と格式を重んじる旧弊な一面も持っている。
「ええ。アルベルト様が直接足をお運びいただければ話は早いのですが、今の殿下を動かすのは目立ちすぎる。かといって、書状一枚で済む話でもございませんな……」
ジャックの視線が、沈黙を守り続けていたメリーへと向けられた。
「私が行けば良くない?」
鈴を転がすような、しかし凛として通る声が、重苦しい空気を切り裂いた。
「「は!?」」
バルカスとジャックの声が、完璧に重なった。
驚愕に目を見開く二人を、メリーは至極当然といった風情で見つめ返している。
「別にそんなに難しい話じゃないでしょう? アイゼンハイド侯爵家に保護してもらいなさいと言うだけじゃない」
その言葉の裏にある、恐るべき政治的感性と、相手の懐へ土足で踏み込みつつも「善意」という名の衣で包み込む強引さ。
バルカスは、かつて彼女が木箱の上で民衆を熱狂させた時の、あの得体の知れない力の再燃を感じ、背筋に冷たいものが走るのを覚えた。
「……そうだな。ジャック君とメリー君は『海鳥』を連れてデムハイト伯爵家へ、私は根回しのためにアイゼンハイド侯爵家、か」
「いいえ、違うわ。まず私たちは全員、アイゼンハイド侯爵家に行くべきよ。根回しというなら尚更ね。まずは事情を話しに行きましょう」
メリーは立ち上がり、背後の壁に掛けられた外套を手に取った。
夜の冷気が、開かれた窓から流れ込み、彼女の真珠のような肌を撫でる。
「さあ、行くわよ」
絶対的な確信を宿したその背中に、かつて王国の影として生きた男も、この地を統べる支配者も、ただ首を縦に振ることしかできなかった。
レグスの夜が、静かに、しかし激しく動き始めた。
──────
「準備はいい? 時間は待ってくれないわよ」
まだ夜の帳が完全に上がりきらぬ早朝、レグス商会の正面玄関にメリーの凛とした声が響いた。
空気は冷たく湿り、港の方角からは微かに潮騒の音が風に乗って届いてくる。
石畳の上には、漆黒の塗装が施された頑強な四輪馬車が、数頭の軍馬に繋がれて静かにその時を待っていた。
馬車の傍らには、バルカスが、昨夜と変わらぬ隙のない装いで佇んでいる。
最高級の外套を羽織り、革手袋を嵌める所作一つをとっても、彼がこの地の支配者であることを無言のうちに語っていた。
その背後には、いつの間にか気配を消したジャックと、数人の『海鳥』たちが控えている。
彼女たちは軽装ながらも、その身のこなしには獲物を狙う猛禽のような鋭敏さが宿っていた。
「ああ、いつでも行ける。アイゼンハイド侯爵には、私からも伝令を飛ばしておいた。……まあ、君が直接乗り込むと知れば、あの合理主義者の顔がどう歪むか、今から楽しみではあるがね」
バルカスが微かに口角を上げ、メリーのために馬車の扉を開いた。
メリーは頷き、十八歳の淑女に相応しい優雅な足取りで車内へと滑り込む。
続いてバルカスとジャックが乗り込み、扉が重厚な音を立てて閉ざされた。
「出しなさい!」
御者台に座る赤毛の娘が、威勢の良い声を上げる。
馬車は規則正しい蹄の音を石畳に刻みながら、静かな熱を孕んだレグスの街を抜けていった。
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馬車は南回りの陸路、かつてアルベルトが血を吐くような想いで敷設した西側の動脈をひた走っていた。
車窓の外には、朝日を浴びて黄金色に輝く広大な麦の海がどこまでも広がっている。
数年前までは飢餓に喘いでいたとは到底信じがたい、豊穣の極致がそこにはあった。
この堅牢な石畳の街道こそが、西側の命を繋ぎ、そして有事の際には中央を貫く刃となる。
メリーはその景色を眺めながら、自分たちが積み上げてきたものの重みを静かに噛み締めていた。
やがて太陽が西の空を血のような朱に染め始める頃、前方に巨大な石造りの威容が見えてきた。
王国西部の守護を担う、アイゼンハイド侯爵家の本邸である。
馬車が邸宅の正門へと差し掛かると、槍を携えた門番たちが鋭い視線で進路を塞いだ。
だが、馬車の扉に刻まれた『レグス商会』の紋章、そして窓から覗くピンクブロンドの髪を目にした瞬間、彼らの表情は劇的な変化を遂げた。
それは軍人としての警戒ではなく、聖母を仰ぎ見る狂信者の如き、あるいは最愛の家族を迎える子供のような、抑制の効かぬ爆発的な歓喜であった。
「な、おい! 嘘だろ……あの馬車、まさか!」
「その髪……間違いない、メリーちゃんだ! メリーちゃんが来たぞ!!」
一人が叫ぶと、それは瞬く間に連鎖し、門の内外から次々と兵士たちが駆け寄ってきた。
彼らは本来、厳格な規律を誇るアイゼンハイドの精鋭である。
だが、かつて大飢饉の折に『メリーちゃん』印の塩や干物で命を繋ぎ、彼女の炊き出しの伝説を耳に焼き付けてきた彼らにとって、メリーはもはや一介の少女ではなく、西側の魂を象徴する救世主そのものであった。
「メリーちゃん! 本物だ、なんて綺麗になられたんだ……!」
「こっちを向いてくれ! あんたのおかげで、故郷の親父も死なずに済んだんだ!」
門番たちは槍を放り出さんばかりの勢いで馬車に群がり、窓に顔を近づけようと押し合いへし合いを始める。
馬車を囲む空気は一変し、格式高い侯爵邸の門前は、レグスの祭りの夜のような異様な熱狂に包まれた。
「ちょ、ちょっと! 騒ぎすぎよ、危ないじゃない!」
メリーが困惑を隠せず窓から身を乗り出すと、その姿を間近に見た兵士たちから、地鳴りのような咆哮が上がった。
その中の一人、古参と思われる大柄な門番が、感極まった様子で叫ぶ。
「メリーちゃん! まさか、ついに侯爵様に嫁入りしに来たのか!? アイゼンハイドの女主人になってくれるのか!」
その言葉に、周囲の兵士たちが「それだ!」「万歳!」と、さらに熱を帯びた声を上げる。
「そんなワケないでしょ!? 馬鹿なこと言ってないで、早く通してちょうだい」
メリーが顔を赤らめて一喝すると、兵士たちは「怒った顔もまた格別だ」「叱られたぞ!」と、なぜか一層の喜びを爆発させた。
その狂騒は邸宅の奥深くまで響き渡り、やがて内側から重厚な扉が開かれた。
現れたのは、仕立ての良い執務服を纏った端正な男。
眼鏡の奥に盤面全体を見通すような鋭い知性を宿した、アイゼンハイド侯爵当主、エーベルハルトであった。
彼は騒然とする門前の光景を眺め、僅かに溜息を吐くと、一歩前へ出た。
「門前で何事かと思えば……これはメリー殿。これほど熱烈な歓迎を受ける客人は、王族以外には心当たりがないな」
エーベルハルトの静かな声が響くと、兵士たちは即座に直立不動の姿勢をとった。
しかし、その瞳には依然として隠しきれない高揚が燻っている。
「お騒がせして悪かったわね。でも、冗談で時間を無駄にするつもりはないわ。秘密の作戦よ。人払いできるところで話がしたいの」
メリーの言葉を受け、エーベルハルトは視線を傍らの馬車へと移した。
そこから悠然と降り立つバルカス、そして影のように付き従うジャックの姿を認めると、彼の眉が僅かに動いた。
「ブラッドレイ子爵に、ジャック殿か。なるほど、ただの挨拶ではないようだな。……中に入ってくれ。ここでは壁に耳がある」
エーベルハルトの案内により、一行は邸宅の深部へと導かれた。
兵士たちの熱い視線を背中に感じながら、メリーたちは二階の執務室へと足を踏み入れる。
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重厚な扉が閉ざされ、室内に静寂が戻った。
広々とした執務室の壁際には膨大な資料が並び、中央の机の上には王国西部の詳細な地図が広げられている。
侍女が手際よく三種類のお茶を淹れ、エーベルハルトの合図で一礼して退室した。
完全に人払いがなされたことを確認し、メリーは用意されたソファに深く腰を下ろした。
「『海鳥』の娘たちは一緒じゃないのか?」
エーベルハルトが、手元の茶器を揺らしながら問いかける。
「『海鳥』はダルトン子爵邸に待機させているわ。まずは私たちだけで話をさせてちょうだい」
メリーは直截に切り出した。
彼女のエメラルドグリーンの瞳には、もはや門前で見せた困惑の欠片もなく、冷厳な意志だけが宿っている。
「デムハイト伯爵領を獲るわ」
エーベルハルトは茶を一口含み、その言葉を咀嚼するように数秒の沈黙を置いた。
驚きや動揺といった安い反応は、この「盤上の支配者」には存在しない。
「またいきなりだな。……それと私がどう関係する? ああ、わかった。獲った後、私にデムハイト伯爵領の面倒を見ろというのだな」
「話が早いわね。私たちはガーディスを攻めるわ。そのための足掛かりとして、まずデムハイトを西側の守護の下に置く必要があるの」
メリーの指先が、地図上のデムハイト領を鋭く指し示した。
「まあ、立地的にそうだろうな。北を山脈、南をアイゼンハイド、東を王都に繋がる街道に囲まれたあの地は、我らにとっての喉元だ。……最終目標はどこだ? レイモンド伯爵領か? まさかガーディス自治区まで踏み込むつもりか?」
「東側の深追いは難しいわね、今は。……まずはデムハイトのガーディスを排除する。最終目標は、宰相ガメルよ」
その名が発せられた瞬間、室内の温度が僅かに下がったかのような錯覚を覚えた。
宰相ガメル。
ヴォルガン国王に付き従い、玉座の間に蔓延るガーディスの根源。
「わかった。表立って軍を動かすのは時期尚早だが、デムハイト領の統治と保護は引き受けよう。必要とあらば、周辺の警戒に兵を出しても構わない」
エーベルハルトの返答は、予想以上に早かった。
メリーが僅かに眉を寄せると、彼は自らの机から一束の報告書を取り出した。
「随分と話が早いわね。何か情報を掴んでいたの?」
「西からの食糧の供給を、デムハイト領が意図的に妨害しているという報告が入っていてね。独自に調査を進めていたんだが、やはり背後にガーディスの影が見え隠れしていた。放置しておけば、いずれアイゼンハイドへの嫌がらせも本格化していただろう」
「背後もなにも、デムハイト伯爵の妻と側近は、全員がガーディスの差し金よ。伯爵本人は言いなりになっているのか知らないけど……」
「そうかもしれんが……デムハイト伯爵本人も討つのか?」
エーベルハルトの問いに、メリーは静かに首を振った。
「伯爵は生きたまま連れてくるわ。身柄を引き受けてちょうだい。彼から引き出せる情報は、まだあるはずよ」
「わかった。だが、説得が必要なら、私が直接出向いた方が早いのではないか?」
エーベルハルトの申し出に対し、メリーは視線を伏せ、温度のない声で応じた。
「……デムハイト伯爵以外を、皆殺しにするかもしれないわ。そんな血生臭い場所に、貴方を連れてはいけないのよ」
その言葉に含まれた凄絶な覚悟に、バルカスとジャックが静かに頷いた。
メリーは、ただ一点の望みを成就させるため、その身を捧げる覚悟をとうの昔に終えていた。
灯火に照らされた瞳には迷いも揺らぎもなく、自らをすら目的を果たすための供物として見下ろすような、静謐なまでの意志だけが深く沈んでいる。
その瞳が放つ、いかなる汚泥に塗れることも厭わぬ凄絶なまでの覚悟こそが、彼女をここまで突き動かしてきた原動力であった。
「わかった。……決行はいつだ? それまではダルトン子爵邸にいるのか?」
「ジャック、いつ行けそう?」
メリーの問いに、ジャックが影の中から即座に応じる。
「は。急いだほうが良いかと。敵に『梟』がいる場合、我らの動きもすでに掴まれている可能性があります」
「明日の夜、決行するか」
バルカスが短く、しかし決定的な断を下した。
「は。『海鳥』を準備しておきます。夜の静寂と共に、毒虫を掃討いたしましょう」
ジャックの姿が、薄暗い部屋の隅へと溶け込んでいく。
メリーは立ち上がり、開かれた窓の向こう、闇に沈みゆくデムハイトの方角を見つめた。
「ということよ。私たちは明日、デムハイト伯爵を拉致しに行くわ」
西側の巨頭たちが集った静かな夜。
窓を閉ざす乾いた音が、静まり返った邸内に重く響いた。
寄生虫どもを根絶やしにするための、凄惨な『ガーディス狩り』。
西側が長年研ぎ澄ませてきた牙が、ついにその標的の喉元を喰い破るべく動き出した。
相変わらず不定期ですみません
なぜ3月はこんなに忙しいんだ?




