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牢獄

秋山は、男の気まぐれと豹変したボスネズミ二つの恐怖に苛まれていた

逃げたいと心の底から思ったのは何年振りだろう

いつもなら逃げる必要もなく父や講演会や安寧党の長に泣きつけば何とかしてくれていた

しかし、この場には彼らはいない

秋山は、彼は自分が力ある人間だと信じていた、しかし原始の世界は金ではなく体格や武力によって全てが決まる鉄の掟があり秋山はそれに余りにも無力であった。

そんな中自分に優しくしてくれる1匹の雌ネズミがいた、餌を分けてくれたりボスネズミを宥めてくれたりもした、話を聞くと驚く事に自分もかつて人間であり多くの詐欺を働き男を破滅に追い込んだそうである

名前を広川まなと名乗った、秋山は徐々に彼女に依存して行き、そしてかつての政略結婚の妻でも使い捨ての愛人にも抱かない感情を抱きつつあった

その思いだけで、秋山は人間時代に感じたことのない幸福と充実を感じ、明日を迎えるのであった

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