転生
俺は秋山宗次郎という、現世では政治家をやっていた、皆は私を政治屋だの蔑んだが所詮は三流共がネットやネットニュースコメントで粋った所で痛くも痒くもない
政策は金をくれる外国企業に自国のインフラを任せたり、時には敵性国家の企業のTOPとも笑いながら話した事もある
金をくれるなら宗教だろうと、ヤクザだろうと胸元を開いた。
どうせ多くの国民は変化を嫌う、いくらか増税しても新たな税制を制定しても所詮、次の日どこぞの下らんコメンテーターが反対意見を述べれば、国民供はガス抜きされるのだろう
私は金が好きだが、別に生まれが貧しいわけではない、代々政治家を家業にしており
ただ金があればなんとなく安心できるそれだけである。
財閥の娘を嫁に取り、多くの娘達に恵まれ末娘は、海外企業の重役と婚姻が決まっている。
秋山王国は万全である、安心しきって日々を暮らしていた。
そんなある秋の日、陽光が差し込む中家族に看取られて逝った
そして、燃やされる炎の熱さを感じつつ、微睡の中声を聞いた
「神が加護を与えてやる故生涯転生し国民を助けよ」と
微睡から目覚めると私は籠の中におり、目の前にはネズミが沢山いた。